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オリンピック種目女子レスリングは特別な思いで見てしまいます。

その理由は、子供が小学校時代にレスリングクラブに通っていたからです。

毎年夏に開催される全国少年少女レスリング選手権大会では、開催地へ子供たちの引率に行きました。

小原日登美選手、吉田沙保里選手、伊調馨選手、浜口京子選手も会場に現れ、チビッコ選手にエールを送ってくれ、私もついでに握手をしてもらったことがあります。

なので、レスリングは身近なスポーツのような気持ちになるのです。

レスリングのルールは、バックを取ったら1ポイント、ひっくり返したら2ポイント、背中を90度5秒間静止させたら3ポイントで、両肩を床に1秒つけたらフォールと言って、その時点で試合終了です。

実は、アマチュアレスリングには、あまり知られていないもうひとつのルールがあります。

それは白いハンカチを携帯しなければならないことです。

仮に相手が血を流すような事があれば、自分のハンカチを差し出すという風習がルール化されているのです。

テレビで確認してみてください。

選手がマットに上がる時に、審判に向かって白いハンカチを差し出しています。

選手はハンカチを見せ終わると、ユニフォームの胸や足元に押し込みます。

実際は相手が負傷し血を流してもハンカチを差し出すことはしないのですが、エチケットとして携帯しなければならないのです。

確か携帯していないと失格になるはずです。

直接試合には関係ないのにと思うかもしれませんが、レスリングが精神的なスポーツであることを象徴しているルールなのです。

近いルールでいくと、剣道の試合で勝負に勝っても、ガッツポーズや喜びを口にすると反則負けになるルールに似ています。

小原日登美選手、伊調馨選手は、みごと金メダルを獲得しました。

息子が全国大会決勝戦を迎えた時と同じ感覚でテレビにくぎ付けになりました。

息子の場合は、ポイント2対1で負けていたのですが、残り30秒で逆転し、1ポイント差で迎えた最後の10秒がすごく長く感じたのでした。

試合終了を告げるフォイッスルとともに、監督・父兄一同歓喜に沸きましたが、その中に息子が今まで戦った全国のライバル達が一緒に喜んでくれたのがとても印象的でした。

「応援してくれたみなさんのおかげです。」 アスリートたちのその言葉には、政治的なものはまったくありません。

コメント一覧

  1. 河北泰三 より:

    コメントありがとうございます。
    ホント女性のパワーには圧倒されます。

  2. RB3 より:

    レスリング女子すごいですね。まだまだ今晩も期待できます。
    でも小原選手の筋肉すごいですね。男性より女性のほうがすごく見えます。
    オリンピック競技の中でも一番、全身鋼のような体が必要な競技ではないですか?
    でもホント小原選手は一度引退したのに長年の夢が実現し、伊調選手は3連覇は見事。
    今大会のオリンピックは日本にとっては女性優位の大会ですね。

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