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クリスマスのこと

2021年はいろいろな出来事があった年となりました。

 

コロナ禍でかつて経験のない経営をしなければなりませんでした。

・・・世間も頑張っているんだ・・・

世界中の方々がそれを支えにしたからか、徐々に経済も回り始めた感はあります。

 

人間ドックで見つかった治療も今年でした。

病名は『髄膜種』という脳腫瘍です。

自覚症状は全くなかったのですが、思い切って摘出手術をしました。

開頭したのですが、手術翌日にはシャワーを浴び、二日目には浴槽につかって鼻歌を歌ってました。

腫瘍は良性だし、入院も2週間足らずだったし、食事やお酒の制限もないし、治療というよりメンテナンスをした感じでした。

 

父を亡くしたのも今年。

とても優しい父で、私にとってはタオルの師匠でもあります。

父との思い出は多々ありますが、クリスマスの夜こんなことがありました。

 

私は26歳、まだ結婚しておらずタオル工場とつながっている自宅に父母と一緒に暮らしていました。

当時、小さなタオル工場ながらも自社ブランドを立ち上げ、その売り込みに必死の毎日でした。

 

夜遅く1枚のFAX用紙を片手に、父が私の部屋に入ってきたのです。

「注文がきとるぞ!」 と、笑顔の父。

大手雑貨店からの発注書です。

父から手渡された1枚のFAX用紙を大事に両手の手のひらにのっけて、何度も何度も 眺めていました。

〇〇バスタオル    全5色 各3枚

〇〇フェイスタオル  全5色 各5枚

〇〇ウォッシュタオル 全5色 各5枚

殴り書きの手書きの発注書でしたが、私にはサンタクロースからの贈りものに思えました。

 

今から考えれば、それはモノづくりをしてくれた父からのクリスマスプレゼントだったのです。

 

あれから30年以上経ちましたが、また今年もクリスマスがやってきます。

皆さんにとって暖かいクリスマスでありますように。

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