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左甚五郎だったら

仙台を舞台にした ”ねずみ” という落語があります。

伝説的な彫り物師 左甚五郎 が旅の途中、仙台に立ち寄り、宿泊したねずみ屋という小さな宿屋での話です。

甚五郎は、主人の卯兵衛から、元は とらや という仙台一大きな宿屋の主人であったが、お熊という後妻に入った女と番頭の丑蔵(うしぞう)の陰謀により とらや を乗っ取られたという話を聞きます。

そして10歳そこそこの先妻との息子と物置小屋を改装し、ねずみ屋 という宿屋を始めたとのこと。

はじめて来たお客様に 「夕べはぐっすり眠れました。」と言われ、すごくうれしかったことも話します。

この話に同情した甚五郎は、木屑で小さな ねずみ を彫り、主人にプレゼントします。

甚五郎が立ち去ったあと、木で彫ったネズミが動き始め、これが評判となりお客さんがどんどん入ってきます。

ねずみ屋は、お客様に対応すべく、建て増し建て増しを続け、仙台一小さな宿屋が、仙台一大きな宿屋になるというサクセスストーリー。

話はさらに、お客が入らなくなった とらや のお熊と丑蔵は、別な彫り物師にたのんで 虎 を彫ってもらい、それを軒先から ねずみ屋 を睨むように据え付けます。

すると 今まで動いていた 木でできた ねずみ が動かなくなります。

その話を聞いた甚五郎は、再び仙台にやってきて、ねずみに尋ねると、ねずみはしゃべり始め・・

「ええっ!あれ虎だったの?ずっと猫かと思っていた。」というオチ。

話は変わり、東京都が沖縄尖閣諸島の一部を購入すると、石原東京都知事が発表しました。

正式な住所表記は知りませんが、どう考えても沖縄県○○郡○○町という名称のはずです。

それが東京都の持ちモノになるということは、東京都○○郡○○町になるのということでしょうか?

ヨクワカラナイ・・

尖閣諸島問題は、中国と領有権争いをしています。

中国漁船と海上保安庁とのバトル映像は、衝撃的でした。

北方領土問題、竹島問題と同様、いつまでたって両国の言い分は平行線なので実効支配するのが手っ取り早いと考えているのでしょう。

といって、武力衝突はいい気がしません。

なんかいい解決方法はないかと考えていたら、落語 ”ねずみ” の事を思い出したのです。

もし、尖閣諸島に左甚五郎がいたら何を彫るのでしょうか?

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