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逃亡者

昨年末に指名手配人が警察に自首しました。

彼は17年間逃亡生活を送っていました。

自首してきた理由について色々と憶測が飛び交っていますが、逃亡生活に疲れたのでしょう。

人目を忍んで生きていくという事は想像を絶します。

映画や小説でも逃亡にかかわる話は多いです。

有名なのは、アメリカ連続ドラマ ”逃亡者” です。

妻殺しの濡れ衣を着せられ死刑を宣告された医師キンブルが、警察の追跡を逃れながら真犯人を追っていくストーリーです。

このドラマ、1963年~1967年にわたり5年間放送されました。

まさに逃亡生活そのものです。

映画 ”八日目の蝉” も逃亡生活を描いた作品です。

知人から是非にとブルーレイを貸してくれたのですが、実にすばらしい作品でした。

逃亡生活を続ける誘拐犯が、身を隠していた小豆島で、あるきっかけにより逮捕されます。

逃亡生活に着目した作品ではありませんが、身を隠して生きて行く人物描写が素晴らしかったです。

2回続けて見てしまいました。

松本清張さんの作品にも多く逃亡者が出てきます。

“顔” という短編小説は好きな作品のひとつです。

落語の世界でも逃亡者の噺がいくつかあります。

これは笑わせる滑稽噺でなく、因縁噺です。

三遊亭円朝作 ”真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)” という二つの兄弟と姉妹がそれぞれの立場でかかわってくる長い落語です。

そこには人間持って生まれた欲が描写されて、殺し 逃亡 殺し 逃亡 と展開されていきます。

今年のNHK大河ドラマ ”平清盛” も最終的には源氏に追われます。

ナチスもそうです。

逃亡者・・いつの世も、どの世界でも、ある事です。

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