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茶房せん

東京・四谷にある雑貨店の店主とランチを食べた後、「ちょっと、日本茶でも飲みますか?」 と誘われました。

この日の東京は夏空で、気温は35度を超えており、気分が悪くなるほど暑かったです。

・・・日本茶?この暑いのに??・・・

四谷駅から四谷三丁目駅に向かって新宿通りを歩いて行き、途中路地を左に入ると、その店はありました。

新宿通りの騒音とは裏腹に、その路地は静寂な雰囲気に一変していました。

路地のつきあたりには、小学校のような運動場と建物が見え、遠くに子供たちの遊ぶ歓声が聞こえてきそうな感じです。

その茶房は ”せん” という店で、ある建物の2階にありました。

ドアを開けると、上品な和モダンな内装が目に入り、店内には誰もいません。

「こんにちは。」

雑貨店店主が発した声は、店内に余韻を残しながら響きます。

ちょっと遅れて、茶房の女将(おかみ)が和服姿で登場。

妙麗なご婦人で、話す言葉は切れの良い江戸言葉です。

「いらっしゃい。」

カウンターに座ると、女将は目の前で抹茶をたててくれました。

抹茶の横には見た目にも涼しい、水まんじゅうが添えられています。

何気ない会話をしながら、抹茶を飲みきると、今度は小さな急須と一緒に茎茶(くきちゃ)が出てきます。

それを飲みきると、今度はほうじ茶が・・。

「この3つがセットになっているんですか・・?」

「いいえ、お客様がお帰りになるまでお茶は出し続けます。」

お伺いしてみると、日本茶はもてなしの心が大事だということです。

料金は一定で、何時間いても追加料金はかかりません。

他のお客さんも入ってきません。

「私は長年ここに通っているけど、他のお客さんがいたのは2回だけだよ。」 と雑貨店主は笑顔で言いました。

騒喧と静寂、日差しと木漏れ日、日本茶のこころ・・四谷がますます好きになりました。

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