言い訳の基準値 | 七福タオル株式会社

2011/07/18| 七福萬来

言い訳の基準値

福島県産の牛肉から国の暫定規制値を超える放射能セシウムが検出され、その食肉は市場に流通消費された報道がありました。

家畜農家が汚染された飼料わらを食べさせたことが原因のようです。

この事が発覚した事により、福島県産の牛は出荷停止となりました。

政府関係者は、マスコミ関係者に対して、暫定規制値を超える放射能セシウムが検出された肉を食べたとしても、ただちに健康被害はないと言っています。

・・・これって言い訳かよ・・・

警察が行っている全国の道路での制限速度取締りはどうなんでしょう？

交通量の少ない見通しのよい道で、ピンポイントで隠れて取り締まりを行っていますが、交通事故につながらない場合でも罰則を設けています。

「言い訳するんじゃありませんよ。」

警察のみなさんは、口をそろえてそう言います。

・・・基準って何？・・・

先週、新宿伊勢丹でタオルセールの販売をお手伝いさせていただきました。

私にとってもいい経験をさせていただいたのですが、タオル売り場のスタッフやバイヤーが、閉店後食事に誘ってくれました。

「たくさんの取引先がいると思いますが、納期遅れの時におもしろい言い訳をするところってありますか？」

素朴な質問をバイヤーにしてみました。

「そりゃ、あるわよ。」

その、言い訳は納得できるものもあれば、「うそだろ！」と思ってしまうものもありました。

「中国からの商品を載せたコンテナが沈没したので、間に合いません。」

「船が沈没したの？」

「いや、タオルを載せたコンテナだけが沈没したんです。」というものもあれば、

「お願いしている業者が、兼業農家なので、今農繁期になり稲刈りが忙しくて、間に合いません。」

というものもあったそうです。

その都度バイヤーは、「そりゃ大変だ。・・・証明書を提出して！」というそうです。

言い訳は、互いの信頼関係があってこそ成立するもので、大体は　「いい加減にしなさい！」と言いたくなる、ボケみたいなものでしょう。　