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四谷・荒木町

自宅を出てから、大阪→熊本→東京と、一日で西日本を飛び回りました。

その日の夜は、何年かぶりに、ある得意先の社長と夕食をご一緒しました。

ずいぶん無沙汰をしていたのですが、先週お誘いのご連絡をいただいたのです。

約束の時間に少し遅れて合流。

「昨日から東京だったの?」

「いや今日からです。」

「ふ~ん。今日の東京はやや涼しかったでしょう。」

「涼しかったんですか?」

「涼しかったんですか?って、愛媛から今、来たの?」

「大阪行って、熊本行って、そして東京です。」

「んん??いつから出張に出てるの?」

「今日からです。」

ちぐはぐな会話になりましたが、飛び回っている事は理解してくれました。

今宵の食事は、四谷・荒木町にある小料理屋  ”炙蔵柳(あぶぞうやなぎ)” です。

四谷・荒木町は、その昔料亭が立ち並んだ一角で、当時の雰囲気が残るいい感じのスポットです。

数年前にグルメである得意先が、立ち上げ、落ち着いた雰囲気のある、いい感じの店です。

出てくる料理は、上品であり、繊細であり、また新触感の食材を使い、目にも舌にも楽しませてくれます。

実はこの小料理屋を得意先の社長の弟さんがやっていたのですが、1年半前にお亡くなりになった事を知らされました。

「えっ!」

数年前に開店した当初何度か仲間と来た事があり、その度に楽しいお話やら、メニューにない料理を出してくれました。

店を出る時、私たちの姿が見えなくなるまでお見送りをしてくれました。

食事を終えて店を出て、路地から車力門通りを出る時、店を振り返るとお亡くなりになった弟さんが笑顔で見送っているような気がしました。

風情のある四谷・荒木町にある小料理屋 ”炙蔵柳” ・・ 旅の疲れが、癒された空間でした。

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