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先人たち

「ええっ!そうなんですか?!」

友人に連れられて来た大学の准教授から意外な事を聞かされました。

四国で初めてキリスト教の教会ができたのは今治だというのです。

それも昭和でなく、明治12年というから驚きです。

この准教授は、地場産業であるタオルの研究のため今治へ来ました。

現在のタオル産業の取り巻く環境が、歴史的にいつから、どうしてなったのかを深く掘り下げようとしています。

准教授からヒアリングを受けていると、今まで知らなかったことが次々明らかになります。

「タオル業界をキリスト教徒が占めていた話を聞いたのですが、本当ですか?」

「ええ?そんな事は初めて聞きました。」

・・・でもちょっと調べてみるか。・・・

今治に四国で初めて教会を作るきっかけになったのは、神戸在住のアッキンソン牧師の伝道の旅でした。

その講演には説得力があったんでしょう。

多くの人たちが感動し、日本人伝道師の力もあり、キリスト教の教徒になっていきました。

その中には、今治タオル発展のキーパーソンが多くいたのも調べでわかりました。

矢野七三郎・飯忠七・麓常三郎・矢野万助・・等など。

・・・ええっ!これは、ひょっとすると?・・・

頭の中でスパークし、ある推理が芽生えました。

西欧で生まれたタオルという新しい織物を、牧師が持っていたとしたら・・。

今治の職人たちは、きっと驚いただろうし、どうやったらタオルを作れるか考えたでしょうし、まずはそのタオルというものを見てみたい!そう思うのが普通でしょう。

「教会作ってくれるんだったら、見せてもいいけど。」

牧師がこう言ったのかわかりませんが、もし近いことを言ったとしたら?

今治の織物が変革を迎えた年は、キリスト教会が今治にできた年の数年後なのです。

・・・これって偶然とは思えない。・・・

准教授は、この歴史的事実を今治タオル発展の一端と考えているようです。

そういえば、私の祖父(明治生まれ)も親族で一人だけキリスト教徒でした。

ううう・・これは、かなりおもしろくなってきましたよ。

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