BLOG笑う門には七福タオル

オンラインショップ

english

昇進試験

私は社会人になって、別な会社に勤めた事がないのでわかりませんが、昇進に社内試験がある会社ってどのくらいあるのでしょう?

先日、弊社へ営業にきた取引先の人に尋ねてみました。

「ねぇ。君とこの会社って、昇進試験ってあるの?」

「ありますよ。」

「それって、どんな試験なの?筆記?面接?」

「弊社の場合、どちらでもないのですが、結構シビアですよ。」

話を聞いてみると、これがユニークというか、興味深かったです。

管理職昇進候補の社員がグループに分かれ、テーマに基づき議論をするというものです。

「議論が試験なの?」

「そうなんです。その議論をずっとビデオテープに録画されていて、その議論の言動によって点数が加算されたり、減算されたりするんです。」

例えば、社員の誰をリストラさせるか?という架空のテーマが与えられ、それを制限時間内にグループで議論をするというものです。

もちろん、結論まで見出さなければなりません。

「その議論にシャレ言っていいの?」

「減算されます。」

「じゃオレ絶対出世できないわ。長時間マジな会話ガマンできないもん。」

あと、ディベートもあるそうです。

ディベートとは、肯定側と否定側に分かれて、賛否を討議しその巧拙(こうせつ)によって勝負を決める、知的格闘技とも言われています。

さまざまなテーマの架空会議、議論、ディベートを3日間繰り返し、昇進者が決まるというものです。

採点のポイントはいくつかあるらしいですが、自分の意見を筋道立てて話せるか。ちゃんとアピールできているか。人の話もきちんと聞けているか。など等です。

管理職昇進候補者は、30歳代~50歳代まで年齢が幅広く、それぞれがライバルなわけで、仲間意識というのが全くない状態になるそうです。

「わざと仲悪くさせて、そのプロセスを試験管が楽しむためにビデオを撮っているんじゃないの?」

「・・・そうかも。」

昇進を決めるには、何かの基準(数値)が必要だとは思いますが、ニュアンス(感覚)も大事なような気がしますけど・・、甘いかな?

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

※いたずら防止のため、メールアドレスもお書き添えください。誹謗中傷等のコメントは削除する場合がございます。

CAPTCHA