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言い回し

日本語は同じ意味合いでも色々な言い回し方があります。

英語に比べ、それは比になりません。

敬語にしても、人を呼ぶ時でも、褒める時も、言い方ひとつで伝わり方が微妙に変わってきます。

立川志の輔師匠から伺ったお話です。

志の輔さんが、前座(修行)時代に師匠である談志さんから用を言いつけられました。

志の輔さんは、

「少々お待ちください。」

と、言ってから用を済ませようとしたところ、談志師匠に怒られました。

「何ィ!てめぇ、俺を待たせるのか!!」

「す・すみません!」

志の輔さんは、取り急ぎ謝っておいて、考えました。

何故、(談志)師匠は急に怒ったんだろうか?

志の輔さんは、社会人を経て落語家になっていて、一般的な社交術は身についています。

しかし「少々お待ちください。」以外に、どいう受け答えをすればよかったのか考えつきませんでした。

そこで、用を済ませた後、談志師匠に尋ねました。

「師匠、ああいった場合どういう受け答えをすればいいのでしょうか?」

「『ただいま。』といえばいいんだァ。」

考えてみれば、あの場合「少々お待ちください。」 より 「ただいま。」 の方がいいし、落語家は言葉の使い回しができないとダメといことを教えてくれたと思っている。

そんなことをお聞きしました。

ガッテン!です。

しかし、「ただいま。」という言葉の意味をわからず多用しすぎると、

「そば屋の出前じゃねぇ!」

と、逆効果になりますので、気をつけてお使いください・・。

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