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肉食系女子

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「福井県が恐竜の産地って知ってました?」

東京都内の、とある商談室でご担当者が話を切り出しました。

何でこんな話になったかというと、今から30数年前に、福井県内の女子学生が拾ってきた石が恐竜の化石だとわかり、調査してみると恐竜の化石が出るわ出るわ・・、ということで福井県が恐竜の産地ということになったそうです。

そうして東京・上野にある国立科学博物館の恐竜コーナーをはるかに上回る規模で、福井県立恐竜博物館が15年前にできたのです。

それで恐竜博物館にあるミュージアムショップのリニュアルをするのでタオル開発のオファーがあり、商談に至ったというわけ。

「ただロゴを入れただけのタオルじゃダメだよ。」

で、先方からのリクエストは、ただのタオルでなくアカデミックな雰囲気にしてほしいとのこと。

・・・ムムム・・・ しばらく考えたあと 「んじゃ、福井に行ってみます。」

とうことで急きょ、福井へ行くことにしました。

恐竜博物館のある福井県勝山市はポリエステル素材、ナイロン素材が中心の繊維の街でもあり、今治市とも友好な関係にあります。

東京から飛行機で石川県小松空港に到着したあと、レンタカーを借りて約1時間走ったところに恐竜博物館はありました。

入場すると一番最初にお出迎えしてくれたのは、実物大のティラノサウルスで、恐竜無知な私でもこの恐竜は知っているのは、映画・ジュラシックパークのおかげです。

この実物大のティラノサウルスは、電動で体が動き、見る人たちを威嚇しているかのよう。

入場口で借りたガイドフォンのスイッチを入れると、ティラノサウルスの説明がはじまります。

『太く鋭くとがった歯と頑丈大きな頭は、咬む力がとても強かったと考えられます。・・・』

・・・咬まれたら痛いだろうな・・・ 

後ろにお回りください。との説明に合わせて移動すると、しっぽ部分の裏側をを見上げる位置です。

卵を産むための穴があるということは、この恐竜はメスということになる。

『メスはオスよりも体が大きくがっしりとしていたと考えられます。』

その説明を聞きながらあることに気がつきました。

・・・肉食系女子?!・・・

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