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水掛け論

ニュースでは参議院選挙の話題が中心になっています。

日本の進むべき方向性を示す選挙。

連日党首が熱弁をふるっています。

原発の是非、TPP、尖閣・竹島の領有権、慰安婦問題、デフレ脱却、経済成長・・など等。

政党によって意見は食い違い、党首討論会では 「それは違う。」「いいやそれは間違っている。」とか、「以前こう言った。」「そんなことは言っていない。」と、言葉だけで相手を負かそうとしている風にも見える場面もあります。

結論を見出さないで、持論を主張しあっているだけのことを 「水掛け論」 と言います。

この「水掛け論」日常の生活でもよく見るし、私も当事者になる場合もある。

この「水掛け論」の語源について調べてみたら、日本の伝統芸能である狂言・『水掛聟(みずかけむこ)』から来ているとのこと。

日照り続きの田に水を引き込もうとした婿と、隣の田の持ち主である舅(しゅうと・義父)が言い争いになり、相手の顔に水を掛け合い、そのうち胸をつかみ合うけんかになるというもの。

そこに仲裁に入った嫁、夫に味方するか、実の父親に味方するか 迷うというストーリー。

最後は夫に味方し、舅を田に突き落とすらしいのですが、そこには狂言らしいオチがあるのだと思います。

舞台を見ているわけでないので、そこはあやふやな感じです。

この話が「水掛け論」の語源とされているとネットで書かれてましたが、私の認識は違っていたのです。

25年前、沖縄に遊びに行った時のこと。

沖縄の名産・琉球グラスの技法である アイスクラック(ひび模様)を出すのに、工程途中で水を掛けるのですが、そのタイミングがある工程の先か後かによって工房間で争い、「水掛け論」という言葉ができたと地元沖縄の方に伺っており、25年間ずっとそうだと信じてました。

いや、今でも信じている。

狂言の方が、歴史があると思われがちですが、琉球ガラスも奈良・飛鳥時代から存在しています。

奈良・飛鳥時代といえば、朝鮮半島から多くの百済人が日本にきた時代。

つまり中国・朝鮮文化が一気に日本全国に広がり、人・モノの流通し始めた時代でもあります。

琉球ガラスも日本本土に流通したとしたら、製造方法に関わる話から「水掛け論」という語源ができたのでないか・・?と思うのも普通です。

「水掛け論」の語源について、新たな「水掛け論」に発展しそう。

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