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三年目

今年も ”あの日” がやってきた。”あの日(東日本大震災)” から 三年目。

仮設住宅でお暮しの方々、理由あって故郷をあとにしてしまった方々、そして日本全員決して忘れられない日です。

三年目になりましたが、復興しているのでしょうけど、復興していないようにも見える。

あの日どこにいましたか?この質問は繰り返しています。

春風亭昇太さんは独演会のため、長野県茅野(ちの)市付近にいたそうです。

茅野市付近はほとんど揺れず、昇太さんは数時間たってテレビで知ったそうです。

立川志の輔さんは、地元富山県富山市にいたそうです。

やはり揺れには気が付かず、テレビでその事実を知ったとのこと。

深いため息を出しながら話してくれました。

三年目・・落語にも同じ演題があります。

大恋愛の末に結婚し、人もうらやむような夫婦仲でしたが、もともと病弱な妻は長患いの床につきます。

夫が献身的看病をしていると、妻は 「私が死んだら再婚するんでしょうね。」 と、やきもちを焼く。

そんな妻に夫は、

「そんなことは絶対にない!もし仮に、万が一にも親戚から断れない話になったら、祝言の夜に幽霊になって出ておいで。幽霊がお前であれば怖くないし、うれしい。それに新しいお嫁さんは怖がって出ていくだろうから、こっちも好都合だ。」

その言葉に安心した妻は先立つのです。

夫の方は、しばらくは独り者でいましたが、やはり親戚筋から早く再婚しろといわれ、しぶしぶ結婚することに。

でも夫は先妻に会えると思うとうれしくて仕方がありませんが、その夜は出てこない。次の日も次の日も出てこず、もう忘れかけたころ、再婚して三年目になった夜に先妻の幽霊が現れたのです。

「再婚しない約束だったのに・・。」 との先妻に対して 「ずっと待っていたのに・・なぜもっと早くに出てこなかった?」との夫。

「だって、あなたに嫌われると思って、三年間髪が伸びるのを待っていた。」 というオチ。

昔は埋葬前に髪を切り落とす習慣があり、女性の心理を描いたオチになっています。

あの日から三年目。

これからも忘れないように、あの日どこにいたのか?聞き続けていきたいです。

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