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表裏一体

まもなく竣工する配送センター用にテレビを購入しようとしました。

最近の家電業界の不振はテレビからきています。

地デジ化にともない、日本全国買い替え需要が巻き起こったのは数年前。

その反動がここ1~2年続いており、テレビ価格も下落の一途です。

ある家電メーカーは、テレビ事業を廃止したおかげで業績が上がったとのこと。

でも業界不振は家電メーカーだけの問題でもないような気がします。

全国展開している家電量販店に行き、テレビを所望していると販売員が近寄ってきました。

「何かお手伝いしましょうか?」 と笑顔の販売員。

「うん、テレビが欲しくてね。」 と買う気を見せる私。

でも、私の説明に販売員は顔を曇らせました。

実は購入しようとしているテレビは自宅に配達してもらい、自宅にあるテレビを配送センターに移動し、壁掛けにしてほしいと相談したのです。

配送センターに置くテレビは壁掛けにするため工事が必要、でもテレビを付けている時間は休憩時間だけなので別に最新型でなくてもよく、購入と移設をお願いしたのですが・・。

「それはできないんです。」

「前のテレビもおたくで買ったし、しかも移動するのは同じ今治市内ですよ。それに工事代はお支払いするし・・。」

「コンプライアンス上できないんです。お客様のほうでテレビを移動してくれるのであれば工事だけ承ります。」

提示された金額は、テレビが6万円に対して、工事代が4万円。しかも2台だからその倍。

何かサービスに不信を感じ、結局購入は見送りに。

テレビが安いのか、工事代が高すぎるのかわかりませんが、気持ちよく買い物ができなかったのです。

この気持ち良さって、本当は大事なはずなのですが・・。

昔、近所の酒屋さんが瓶ビールを配達に来てくれた時、「この2本は冷えていますから。」と言った時、さすが地元だけあって気が利いている と思ったモノです。

・・・別におたくで買わなくたって・・・

こう思ってきたら、その店はよほどのことがなければ近寄らなくなります。

家電業界、メーカーも販売店も表裏一体で顧客満足度を考えないと益々冷えてくるような気がします。

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