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韓国版・忠臣蔵

「12月14日に打ち合わせいかがでしょうか?」

「討ち入りの日ですね。」

得意先から打ち合わせのリクエストがあり、ついついこう答えてしまいました。

討ち入りといえば、忠臣蔵です。

1702年12月14日に赤穂浪士が藩主であった 浅野内匠頭 の仇打ちのため吉良上野介邸へ襲撃しました。

当時太平の世の中であったので、この事件は大きな事件として世間を騒がせ、歌舞伎・演劇・映画・ドラマ・落語 など等、300年以上経った今でも語り継がれています。

その理由は、弱者である正義が強者の権力に勝つというところで、日本人が最も好むストーリーにあります。

明快であり痛快なのです。

数年前に話題になった韓国歴史ドラマ ”チャングムの誓い” 全54話を3週間で一気に見ました。

私は熱烈な韓国ドラマファンという事ではないのですが、複数の知人からススメがあった事、朝鮮王国の歴史に少々興味あった事、DVDを持っていた知人がいた事 が重なったからです。

物語は実在の人物が多々出ていますが、かなり脚色された内容であろうと思われます。

ただ、朝鮮王宮時代は権力抗争の繰り返しであった事は間違いないでしょう。

主人公である女人チャングムが、宮中の権力争いに巻き込まれ死んでしまった親と師匠の汚名返上のために、活躍するサクセスストーリーです。

いわば韓国版忠臣蔵といってもいい話です。

長い話なのですが、1時間の1話があっという間に終わり、次から次へと見てしまう、素晴らしい脚本・演出でもあります。

なぜかというと、知らなかった面白い歴史的な事実を多々紹介しているからです。

例えば、女医は身分が低い人でないとなれないという事実。

人の体を触るのは嫌がられた時代背景があり、身分階級のなかでも奴婢(ぬひ)といわれる低ランクの女性でないと医者になれなかったそうです。

なので、その時代では医女と呼ばれる女人たちは、医療活動のほか宮中での宴席の接待係(ホステス役)もしなければなりませんでした。

その歴史的事実をうまい具合にドラマに取り込み、物語は進められるので、自然と朝鮮王国に興味もわいてきます。

“チャングムの誓い” は ”忠臣蔵” のように長く語り継がれることでしょう。

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