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公共ルール

台風一過、今日は ”天高く馬肥ゆる秋” という諺(ことわざ)がピッタリの秋晴れになりました。

テレビでは台風15号が残した爪あとを報道しています。

確かにあの日の東京は帰宅難民で大変な状況でした。

しかし日本人は並びます。

バス、タクシーを待つ行列は、ルール通りに並んでいます。

しかも、限られたスペースを有効に使うために、途中で折り返し、そしてまた折り返して並んでいるのです。

ちょうどディズニーランドで人気アトラクションを並んで待っているかのようです。

最後尾に180分待ちと書かれていないだけです。

国民性ですね。

その日、待ち合わせをしていた知人は、銀座から渋谷に向かってくれました。

地下鉄銀座駅に行こうと地下階段を降りようとした時に、1台のタクシーが目の前に止まりました。

客を降ろそうと停車したのでした。

“ラッキー” と思い、客がタクシーを離れたその後乗り込もうとしました。

「乗っていいですよね?」

知人は、運転手に声をかけると、思いがけない言葉が返ってきました。

「お客さん、すみません。私勤務時間がかなり超過していて、車庫に戻らなければならないんです。」

「えっ!?こんな時に・・。」

「そうなんですよ。こんな時にこそ動かなければならないのですが、お客様の安全を守らなければならないので・・」

話を聞けば納得する部分もあります。

でも・・という気持ちにもなります。

微妙です。

知人は、「わかりました」 と言って、地下鉄で移動してきました。

公共ルールを守る国民性って美しいですが、状況判断も大事です。

もし私がその場にいたら、きっとこう言ったでしょう。

「車庫ってどちら方向ですか?渋谷方向!ちょうどいいじゃないですか!」

モノは考えようです。

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