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沈まぬ太陽

日本航空の整理解雇についての報道がありました。

経営再建中であるJALは、早期希望退職者を募集したのですが、予定人員に至らずやむなく解雇通知を出すものだそうです。

それに対して労働組合側は、ストを計画したり、不当解雇として訴訟を起こそうとしています。

先日テレビで昨年公開された映画 「沈まぬ太陽」 を見ました。

原作は山崎豊子さんの小説 「沈まぬ太陽」 で、日本航空がモデルとなっているような・・というよりそのままです。

1960年代に労働組合委員長になった恩地元が主人公で、報復人事により長期間・カラチ、テヘランなど海外勤務を経て、1985年8月12日墜落事故を迎えます。

そして、再生に向け奔走するのですが・・。

映画はあくまでもフィクションであり、物語の内容がどれだけ真意なのかわかりませんが、かなり事実に基づいている感はあります。

1985年8月12日 JAL123便 羽田発大阪行の墜落事故。

私は社会人1年目の夏を迎えていました。

あの時の事はよく覚えています。

大好きだった歌手の坂本九さんも犠牲者の一人です。

事故原因はたちまち解明されるのだろうと思っていましたが、未だ正式な原因は発表されていません。

映画に戻りますが、主人公の恩地元は、会社を良くしよう熱血漢あふれる行動を起こします。

それを応援しようとする仲間もいますが、それが邪魔となる人もいます。

正義であればあるほど、権力欲の強い人たちにとって邪魔になるのでしょう。

落語に「柳田格之進」 という噺があります。

厳格で曲がったことの嫌いな武士、柳田格之進は城内で煙たがられます。

そして浪人になってしまい、娘と二人貧乏な生活を強いられてしまうところから、物語は始まります。

「沈まぬ太陽」でも、正義とは裏腹に家族は常に犠牲になっています。

・・・仕事と家族か・・・

中小企業のありかたをあらためて見直すいいきっかけになりました。

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