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聖職の碑(いしぶみ)


6117FMXa4WL__SS500_.jpg県外の小学校の教諭4名が、工場見学に来ました。

子供たちへの社会科教育の一環として、繊維製品の工場を見ておきたいということです。

初めて見るタオル工場なので、みなさん真剣に興味深く視察されていました。

先日体験学習に来た、中学生の話なども感心しながら聞いていました。

子供たちのために、ちょっとでもいい教育をするために、先生たちも一生懸命です。

モンスターペアレンツ・モンスターチルドレンなる言葉がありますが、それを意識するとまともな指導ができなくなるので・・。と言っていました。

「セクハラとすぐにさわぐ(女の)子がいますからね。」

「えっ!?小学生ですよね。」

「おませな子もいるので、男性教員は手を後ろにして指導しなくてはなりません。」

「ふ~ん。そうなんですか・・。でも・・なんか・・違う感じですね。」

プロ野球で、選手が審判に抗議するしぐさを思い浮かべてしまいます。

高校生の時に見た 「聖職の碑(いしぶみ)」 という日本映画がありました。

新田次郎さんの実話に基づいた山岳小説が原作で、教員と小学生の集団宿泊行事での登山で起こった事故の映画です。

主人公の鶴田浩二さん扮する校長先生は子供たちを引率しますが、嵐になり、避難した山小屋も全壊し、おびえる子供たちを胸に抱きかかえています。

そして一向に収まらない天に向かって、大声で叫びます。

「この子たちは、私のいのちだ!」

生徒に自身の防寒シャツを着せながら救おうとした姿は、今でも脳裏に焼きついています。

時代は大正で、当時の小学校は子供たちの教育方針に関して教員同士、派が分かれていました。

そんなさなかの、子供たちを巻き込んだ遭難事故なので、世間は騒いだでしょう。

ただ、どの教育が正しいのか、いつの世も議論になるのでしょうが、教員の志は変わらないでいてほしいものです。

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