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リピーターの訳 エピソード3

間もなく梅雨入りするのでないかと報道されていました。

雨の季節ですね。

雨といえば、ちょっといいエピソードをご紹介します。

若いお母さんと生まれて数カ月の赤ちゃんが、台風接近のため急きょホテルに宿泊することになりました。

チェックインの際、そのお母さんはフロントマンに、

「この近くにコンビニありますか?宿泊の予定でなかったので、紙おむつの用意をしていなくて・・。」

と 尋ねました。

フロントマンは、

「かしこまりました。ただいまお調べいたしますので、お部屋でお待ちください。」

お母さんは、ここで教えてくれてもいいのに・・と思いながら客室へと案内されました。

そしてしばらくして、フロントから客室に電話がありました。

「○○様、大変お待たせしました。お尋ねの件ですが、当ホテルから歩いてすぐのところに、コンビニはありますが、残念ながら紙おむつは取り扱っていませんでした。」

「・・ありがとうございます。調べてくれたんですね。」

「ええ。歩いて5,6分のところに別なコンビニがあり、そこには紙おむつの取り扱いがあります。・・ただ本日は台風接近により外は大変危険です。」

「そうですよね。でも必要ですから・・。」

「さしでがましい事でしたが、私どもで紙おむつを買って参りました。」

「えっ!本当ですか?!」

「見た目で選んだものですので、お子様にサイズが合うかどうかわかりませんが、よろしかったらお部屋へお持ちさせていただきます。」

この話を聞いた時に、目頭が熱くなりました。

暴風雨の中、乳飲み子を連れて外に出かけるということが、危険であることを、フロントマンは察知したのでしょう。

でも紙おむつは必要であるということ。

自分たちでお手伝いできるるとしたら・・と考えた時に、すでに行動に出ていたのでしょう。

それはサプライズ効果を狙ったものでなく、自然な、ごく当たり前のこととして、買いに行ったのだと思います。

思いやりというのは、こういうことですよね。

お母さんは、紙おむつを手渡されたとき、やさしさという重さを感じた事と思います。

このホテル、福岡市内にあるビジネスホテルだそうです。

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