まぁ、いいっか！ | 七福タオル株式会社

2010/06/01| 七福萬来

まぁ、いいっか！

伝えたいのに、大した事でないと思い、言いそびれてしまう時があります。

それは飛行機の機内でよくあります。

キャビンアテンダントさんが毛布を配ってくれていて、私の手前で毛布がなくなってしまう時、あるいは毛布を配っているのに気がつかずに、通り過ぎた瞬間気がついた時、本当は毛布が欲しかったのに、

・・・まぁ、いいっか！・・・

と、思います。

こんなことがありました。

機内に座って、新聞を読みながら離陸を待っていると、キャビンアテンダントさんがやってきて、やさしくささやきました。

「お客様、大変申し訳ございませんが、リクライニングは離陸後お願います。」

「ん？・・・あっ？！すみません。」

無意識にリクライニングボタンを押してしまったのかな？と思いボタンを押して元に戻します。

ちょっとすると、そのキャビンアテンダントさんがまたやって来て、今度はやや強めに

「お客様、リクライニングは離陸後にお願します！」

「あれぇ！・・すみません。・・・でも」

と、言いかけたら、キャビンアテンダントさんは立ち去りました。

・・・あれぇ？？おかしいなぁ？・・・

「まもなく、離陸です。シートベルトをご確認ください。」

最終アナウンスが流れます。

私は、腑に落ちないまま、背もたれに寄りかかると、リクライニングボタンを押していないのに、すぅーと後ろにリクライニングされます。

・・・かぁ！壊れていたんだぁ！おかしいと思ったんだよ。・・・

キャビンアテンダントさんに理由を言おうと思ったのですが、すでに飛行機は加速し始めています。

遠くでこちら向きに座っているキャビンアテンドさんの視線を感じます。

・・・うっ！チェックされている！・・・

で、リクライニング戻し、背もたれに寄りかからないよう、前傾姿勢で加速に耐えている不自然な私がいます。

・・・オレって、お茶目な奴だなぁ。・・・

そう思ったら、思考が変わります。

・・・まぁ、いいっか！・・・