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静寂の叫び


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先週末行われた 七福タオルファミリーセール 『夏だ!タオルだ!七福祭!!』には、愛媛県内だけでなく、香川県、徳島県、高知県、大分県、山口県、広島県、岡山県、兵庫県、大阪府、滋賀県、京都府、滋賀県、三重県、さらには東日本からも多くのお客様にわざわざお越しいただき、感謝感謝の一日になりました。

「タイチャン!」

久しぶりに聞く私の事を呼ぶ声に振り返ると、高校時代の同級生が・・。

目のきらきら感はあの時の少女のまま。

聞けば茨城県からわざわざ来てくれたとの事。

とてもなつかしくうれしかったぁ~。

もう一人、40年ぶりに会った小学校時代の同級生からは 「私のこと憶えてる?」 というので フルネームで答えるととても喜んでくれました。

人の名前を憶えるのが苦手な私なのに、同級生の名前は忘れていないことに自分でもビックリです。

聞けばお孫さんができたそうで 「おばあちゃんになっちゃった。」 と、目を細めていました。

ご来場いただいた多くのお客様に感謝、感謝のファミリーセールでした。

翌日の日曜日、東京からご来場いただいた友人とドライブ。

行先は香川県丸亀市の沖合にある 本島(ほんじま)。

春風亭昇太さんが行ってみたい島だと言っていたので、ご案内下見をかねて友人をお誘いしたのです。

島民400名強の小さな島には、江戸時代の名残がある町並があるのです。

愛媛県内子町や岡山県倉敷なども風情のある町並なのですが、本島の町並はそれとは一味ちがった趣がありました。

何が違うのかというと、人が少ないのです。大げなさな言い方をすれば人がいないのです。

「しーん」 という音がするぐらい 静か。

テレビの音もなく、子供が遠くで遊んでいる声もない。生活音が耳に入らない。

この島にはパチンコ店があるわけでなく、ゲームセンターがあるわけでなく、コンビニもなく、スーパーマーケットすらないのです。

昨日のファミリーセールの喧騒と打って変わっての静寂。

そんな本島での帰り、レンタサイクルでゆっくり海岸線を走りながら軽口もでてきます。

「映画のワンシーンのように 船に手を振りたくなるよね。『お父さぁ~ん・・』なんてね。」 

呑気にしゃべっていたら、ホントに手を振ることになりました。

行けども行けども一向に港にたどり着けないのです。

「何か遠くない?」 「確かに・・とっくに(港に)着いてないといけませんよね。」

海岸線伝いに走っていたので港にたどり着けると思っていたら、途中違う道に入ったようです。

時計を見ると、帰りの船の出港まであと5分と迫っていました。

この船に乗れなければ友人たちは東京に帰れなくなります。

「待ってくれぇ~!!」

静寂の中、停泊している船に手を振りながら、自転車のペダルを全開で踏んだ私たちでした。

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