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ニッポンの電車

パリの電車に乗ると緊張しなければなりません。

スリや置き引きもそうなんですが、次の停車予告がないのです。

日本だったら駅に着く前に 「次は新宿、新宿~」とアナウンスがあるし、さらには「新宿の次は代々木に止まりま~す。」と、その次の停車駅までアナウンスがあり、しかも車内表示でもわかりやすい案内モニター表示もあり、気持ちに余裕ができますが、パリにはそれがない。

だから停車した時に流れるわずかなアナウンスを聞き洩らさないようにと、常に緊張しておくのです。

しかも、時おり停車すべき駅を通過される場合がある。

・・・あれぇ?おかしいなぁ?これ各駅停車のはずだけど、オレが間違えたのか?・・・

と思っていたら、運転手が勘違いして停車すべき駅を通過してしまうのです。

さすがに、この時はアナウンスがありました。

これがまたあまりにもストレート過ぎて、笑ってしまいます。

「うっかりで停車駅を通過してしまった。その駅に降りたかった人は、次の駅で逆方向の電車に乗り換えてください。」

一応にお客はそのアナウンスにため息をつきますが、駅員にまでは詰め寄りません。

文句を言っても仕方がない。時間の無駄。という感じ。

もし日本だったらおおごとです。

停車位置にピタッと電車は止まらなかっただけでも、マスコミの餌食になるぐらいなので、停車駅をうっかり通過しようものなら社長交代にまで発展します。

そんな日本の電車に、信じられないことを今週経験しました。

車内のテレビモニター表示がまったく違った駅名表示になっていたのです。

渋谷から大手町方向の半蔵門線に乗り、次の停車駅・表参道駅をめざしていたら、車内の案内表示モニターは ”次は たまプラーザ” との表示。

一瞬、・・・のり間違えた!・・・ と思いましたが、車内放送でモニター表示が間違っているとのアナウンスが・・。

人的ミスなのか、システムミスなのかわかりませんが、几帳面な日本でも同様のことがあるのです。

客も客で、その時の雰囲気は 文句を言っても仕方がない、時間の無駄、といった感じでした。

・・・どこも一緒なんだ・・・

いやいや酔っ払っても電車に乗れるニッポンはやはり安心です。

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