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誠実のありかた

日本だったらありえない・・海外での出来事にこんなことをよく思います。

中国で起こった新幹線事故がそうでした。

死亡者も出ているのに、生存者がまだいるかもしれないのに、事故車両を高架線路からたたき落とし、しかも事故究明も終わっていないのに、事故車両を事故現場に埋めるなんて、日本では到底考えられません。

インドで起こった大洪水では、水浸しになった自宅から釣りを楽しむ人や、洗濯をする人など、あせらない国民性にビックリしました。

昨日ネットで見たニュースは、あたたかい気持ちになりました。

パソコン部品を作っている台湾メーカーのはなし。

人目に触れることない、パソコン基板に 「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」 と刻まれていました。

誰が何の目的で目に触れることのないパソコン基板にこのような印字をしたのかフェイスブックで話題になりました。

日本からの問い合わせに対して台湾の部品メーカーはその事実を知らなかったらしく、おそらく同社の技術部の開発者が単独で行ったことであり、誰かは特定できないが東日本大震災の復興を願ってのことだろうとのことで、この件については黙認しているそうです。

ひとりの台湾人技術者が独断で思いつき、会社の許可も得ず印字した日本の復興を願うメッセージが、マスコミでなくソーシャルメディア(フェイスブック)を通して日本人の心を揺さぶった。と報じていました。

・・・日本では考えられないかも・・・

さらにこの記事は続きます。(そのまま引用)

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台湾の技術者は何を思って「日本に神のご加護を」という文字を印字してくれたのだろうか?

大災害への同情心からか?日本に多くの友人がいたからからか?それとも単に日本が好きだからなのか?

そして考えてみた。もし台湾に大災害が起こり、日本の技術者が誰の目にも留まらないだろうかと、会社の許可も得ず、「ガンバレ台湾」と台湾向け製品の基盤にメッセージを印刷したら、会社は黙認するだろうか?

この台湾メーカーの社是 「Integrity(誠実)」 が重く、価値あるモノに感じられた。

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日本ではやっていいこと悪いことの是非は集団で決定します。

なので決定が遅れたり、目的意識がその過程でブレることも多々あります。

「誠実」って何なのかパフォーマンスの多い政治家の人たちに尋ねてみたい気持ちになりました。

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