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早朝出勤

先週のことですが、いつもどおりに会社へ通勤したのですが、様子がなんか違う。

その理由は、会社に到着してから判明しました。

1時間早く起きてしまったのに気がつかず、そのまま会社に到着したのです。

・・・うわぁ!マジかよ!・・・ どれだけボケてんだ!って感じです。

でも ”早起きは三文の徳” と昔から言われているし、何か期待をしてしまう自分もいます。

それは、古典落語の名作 ”芝浜(しばはま)” が頭に浮かんだからです。

酒におぼれてしまった魚勝(うおかつ)という魚屋が、女房の内助の功で再起するサクセスストーリーです。

「夕べの約束通り、今日は魚河岸へ行って商売してきておくれ」

朝早く女房に叩き起こされ、魚勝はしぶしぶ芝(現在のJR田町駅から浜松町の間ぐらい)の魚河岸へ魚を仕入れに行きます。

しかし魚河岸には誰もいなく、1刻(2時間)早く起こされた事に気がつき、浜で時間つぶしをすることに。

海水で顔を洗ったり、煙草を吸ったりしていると、革財布が落ちていることに気がつき、中身を見ると42両の大金が入っていました。

有頂天になった魚勝は、すぐに家に戻り友だちをたくさん呼んで、浮かれ気分で大酒を呑み、眠ってしまいます。

翌朝、二日酔いの魚勝は女房に叩き起こされ、散在したことを責められます。

魚勝は拾った財布があるだろうと訴えますが、女房はそんなのは知らないという。

家中探すが、財布がない。愕然とした魚勝は、ついに夢であったと諦め、心を入れ替え酒を立ち、魚屋稼業に打ち込み、3年の年月が経ちます。

そして大みそか、女房は魚勝に革財布を出し、3年前に隠したことを打ち明けます。

横領したら死罪になるので、大家さんに相談して番所に届けたとのこと。

そして、亭主にはすべて夢であったことにして、嘘を付き通せと言われ、実際にその通りになった。

3年経って、落とし主が現れなかったので、役所から大金が払い戻され、思いきって打ち明けたのです。

魚勝は女房の機転に感謝し、女房はお酒をすすめます。が・・

「いやよそう。また夢になってしまう。」 という オチ。

さてさて、1時間早く会社に着いた私はというと、・・・普段通りでした。

・・・神様はもっと働け!って言ってんだろうな。・・・

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