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(日本語) 27年ぶりの三遊亭鳳楽師匠

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三遊亭鳳楽(ほうらく)師匠の今治での独演会に行ってきました。

鳳楽師匠は、前の三遊亭円楽さんの総領(一番)弟子で、本格落語家として若手のころから売れっ子です。

主催は今治市内にある割烹店で、店主は私の幼なじみです。

「おいおい!お前ぇ~鳳楽師匠を呼んで落語会するんだって~。」

「すごいだろ。」

話しを聞いてみると、日本酒の蔵元さんが鳳楽師匠の後援をしていて、仕入先様である蔵元さんの口添えで今治にて落語会+宴会をやる事になったとのこと。

・・・鳳楽師匠とはスゴイ。・・・

鳳楽師匠の落語は、本格派なのですが、わかりやすく、艶っぽさが魅力です。

落語会では、「掛け取り~尻餅」と「抜け雀」を演じられました。

さすがと思うぐらい、いい高座でした。

鳳楽師匠のいい高座といえば、今から27年前、故円楽さんが作った若竹という寄席オープン初日のトリ(一番最後の出演)の事を思い出します。

その時は 「目薬」 というちょっとエロっぽい噺をしました。

ある男が目を患(わずら)い粉薬をもらってきます。

説明書には ”こなぐすりを めじりにつけること” とひらがなで書かれていましたが、字の読み書きが苦手な男は ”めじり” という文字を ”女しり” と読み違えてしまいます。

そこで、自分の女房に 「四つん這いになって、着物をはしょて、尻を出せ」 といい、女房の尻に粉薬をつけますが、その描写が艶っぽいのです。

結局、女房は我慢しきれず男の顔に向かっておならをし、その風力により男の目に粉薬が入るというナンセンスな噺。

当時若かった私は、そのナンセンスなストーリーより、リアルなイメージが先行し、ドキドキした覚えがあります。

落語会終了後の宴会の席で、エロい小噺を披露してくれました。

男「キスしていいかい?」  女「またにして」

女「キスしてくれる?」 男「たまにね」

さらに小噺はエスカレートしましたが、27年前と同様・・いや、さらにドキドキしました。

まさに円熟・・いや艶熟の芸です。

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