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(日本語) パリの義

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DSC05758.JPGパリ2日目、今日は弊社が出展をするメゾン・エ・オブジェという見本市の準備日です。

イッソ・エッコの古屋先生とデザイナーの池田さん、石川県で弁当箱などを制作している株式会社正和の山岡専務、そして私と弊社企画の者と5人で準備に取り掛かりです。

ほぼ順調に準備が進んだ、午後3時に仲間を会場に残し、私は一人会場を後にしました。

パリ市内のあるショップに行くためです。

今から1年前、メゾン・エ・オブジェに出展をした際、会場で準備をしていると、ベビーの商品が送られてない事に気がつきました。

思案したのち、航空便で送ることにしました、しかし結果、5日間の見本市には間に合いませんでした。

見本市終了後、その荷物を送り返す段取りをしていたところ、通訳の方の口利きでパリ市内にある雑貨店で引き取ってくれることになりました。

条件は、店頭に出して売れれば支払いをするというものでした。

あれから1年経ち、その店の店主から商品はすべて売れたのでお支払いをしたい。とのメールが渡仏前に届きました。

私の方はすっかりそんな事を忘れていたのに、その誠実さにびっくりです。

その店に行くために、見本市会場を後にしました。

通訳の柳井さんにお願をし、その店に連れて行ってもらいました。

その店の名は ”COOL JAPAN” といいい、店主はフランス人のクリスティーヌ山本さんです。

ご主人が日本人で、脱サラしてショップをオープンさせたそうです。

店に入ると、奥行きがあり日本製の商品(特に金沢の商品)が上品に陳列されていました。

「オー!カワキタサン。ホントニ キテクレタンデスネ。アリガトゴザイマス。」

日本語が上手です。

「シチフクタオルノ ショウヒンハ スバラシイデス。ミンナ ウレマシタ。オカネヲ オシハライシマス。」

「ありがとうございます。その事ですが、弊社の都合で無理やり商品を置いてもらったこともあり、また市場調査の意味もありましたので、今回の代金は結構です。今日はお礼を言いに来ました。」

「オー、ソレハイケマセン。オキャクサンモ スゴク ヨロコンデイマシタ。オシハライスルタメニ、ワタシハ イチネンカン アナタヲマチマシタ。」

その真剣な青いまなざしには、義の心がありました。

今日のフランスは冷え込みが厳しかったのですが、あたたかい気持ちになった、パリ2日目でした。

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