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ソウルふる エピローグ

ソウルから熊本空港に到着したのが午後5時過ぎでした。

その日のうちに帰宅するには、あと2回飛行機を乗り継がなくてはなりません。

午後6時15分発 熊本空港 → 午後7時20分大阪・伊丹空港着 JAL便

午後7時40分発 大阪・伊丹空港 → 午後8時40分 松山空港着 ANA便

乗り継ぎ時間20分しかありませんが、この飛行機を予約していました。

チェックインカウンターでは、搭乗時間20分前がリミットなので問題ないと思っていたのです。

熊本空港JALカウンターにて、手荷物を預け空港職員に松山まで乗り継ぐ旨を伝えると、職員が困惑し始めました。

「規定で乗り継ぎの場合30分以上ないとダメなんです。」

「えっ!?だって??」

しかし時間がないので、手荷物を機内持ち込みに変え、機内に持ち込めない荷物を宅配便で送ることにしました。

その後ANAカウンターに行き、予約時同様に乗り継ぎをする時間が短いので、配慮してほしい旨伝えました。

熊本空港での手荷物検査場にJALの女性職員2人がわざに来てくれ、申し訳なさそうに見送ってくれました。

伊丹空港行きのJAL機内でも、キャビンアテンダントさんが近寄ってくれて、一番に出れるように配慮していますと、言ってくれました。

伊丹空港に着いた後、機内から外に出るとまたJAL地上職員がいて、「河北様ですね。ANA便搭乗口は遠いですが、急いでください。」 と JAL職員みんなが気遣ってくれています。

移動中、ANA職員がいれば声をかけてください。といわれていたのですが、誰もいません。

手荷物を右へ左へ持ちかえながら、ANA搭乗口に着いたのが午後7時40分ジャスト。

「河北様ですね。申し訳ございませんが出発時間になったので締め切らしていただきました。」

「ん?うそでしょ?・・何分前に締め切ったんですか?」

「2分前です。お見えにならなかったんで・・。」

「2分前って?私がこちらに向かっている事は、JAL職員から連絡なかったですか?」

「ありましたが、お見えにならなかったので、規定ですし・・。」

見ると松山行きの機材は、まだボーディンブリッジから離れていません。

「何?ちょっと意味わかりません。こちらに走って向かっている事を知りながら出発したんですか?」

「ギリギリまで待ったのですが・・。」

松山行きの機材がボーディンブリッジからゆっくり離れて行くのを横目で見ながら、すごく悔しくなりました。

うまく乗り継ぎできますようにと気にかけてくれたJAL職員達に申し訳なく思いました。

そして家族に渡すお土産が重く感じられました。

「(お見えにならなかったって・・。)そこの角から見ててくれていれば・・。それすらも・・しなかったんですね。」

ぬくもりのあるサービスと背伸びをしないサービス、再生に賭けるJAL職員と王道を走るANA職員 、韓国と日本 、どうあるべきか考えさせられた出来事でした。

コメント一覧

  1. 河北泰三 より:

    コメントありがとうございます。
    会社組織と職員の資質の問題ですが、私自信も過剰なサービスを求めすぎているのかもしれません。

  2. 現住所JAL より:

    私も一年前に同じような想いを抱き、本籍ANA現住所JALしてます。マイレージ貯めるのにこだわらなければゆったりとした気分で国内移動が出来ますね。

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