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(日本語) 越路吹雪物語

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先日テレビで春風亭小朝さんの落語ライブを見ました。

自作の「越路吹雪物語」という落語でした。

越路吹雪さんと言えば、元宝塚歌劇団出身で、退団後シャンソン歌手として大成した人です。

私とは世代の違う人ですが、彼女の歌声は私の記憶に鮮明にあります。

どこで彼女の歌を知ったのか?何故口ずさむ事ができるのか?

それは記憶にはありませんが、彼女のドラマチックな歌に知らず知らず感銘を受けていたのは事実です。

東京・日生劇場でのロングリサイタルは、当時チケットの最も入手困難なライブ・ステージといわれていたそうです。

ライブでは、カーテンコールの後左右から閉まってくる幕を両手で止め、なんとも表現しがたい表情で、自らの力で幕を閉めたそうです。

カッコいい!カッコよすぎる!これぞエンターテイメント!

そんな彼女は、肝の据わった女性と見られがちですが、実はリサイタル直前では極度の緊張におそわれます。

毎回、作詞家でもありマネージャーの岩谷時子さんに、越路吹雪さんの背中に指で ”トラ” と書いてもらい、「あなたはトラ。なにも怖くない。」と暗示をかけられてからステージに向かったそうです。

晩年癌の手術をする際、最愛のご主人に向かって、弱気な事を言います。

「もうスポットライトを浴びることもないのね。」

すると、ご主人は、こう言います。

「何言ってんだよ。手術室にもスポットライトがあるじゃないか。」

なんと気のきいた暗示でしょう。

彼女が亡くなった時、ずっとリサイタルをしていた日生劇場に不思議な事が起こったそうです。

原因不明の停電になったのです。

関係者は、越路吹雪さんが亡くなった事を聞くと、きっと舞台に戻って来ていたんだ。と言っていたそうです。

すべてが伝説になる越路吹雪さん。

「愛の賛歌」 「ろくでなし」 「サン・トア・マミー」 そして 「ラストダンスは私に」

たまには一人静かにシャンソンでもいかがでしょうか?

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