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長寿国

老人が消えているという報道がありました。

全国で30名以上のお年寄りの所在が確認できないとということです。

死亡届を出さずに、年金や補助金を不正に受け取っている家族がいるらしいです。

理由はいろいろあると思いますが、世界一の長寿国日本の立場が揺らいでいます。

テレビで次世代の介護施設の特集ドキュメンタリーをしていました。

特別老後施設とは別に、高齢者専用の賃貸住宅・・略して 「高専賃(こうせんちん)」 が今話題になっているとのことです。

助けが欲しいが、自立した暮らしも欲しいというご高齢者向けの住宅です。

その施設には色々な配慮がなされています。

ベッド・トイレ・お風呂場には、緊急連絡用のボタンがあり、万が一の時には助けに来てくれます。

また施設内には、クリニック(病院)やレストランの他、保育園も併設しています。

なぜ保育園かというと、園児とご高齢者のコミュニケーションが互いのサイクルにあっているからだそうです。

私は大学時代に 落語研究部 に所属をしていて、毎年 夏と春に休みを利用して、全国の老人ホームに慰問に行きました。

お金のない学生なので、施設内で食事と宿泊をさせてもらいます。

慰問先のおじいちゃん、おばあちゃんは、本当に喜んでくれます。

ただなかには、全然ウケなくて、事務の人にお詫びを言ったこともあります。

「すみませんウケなくて。みなさん退屈だったでしょうね。」

「そんなことないですよ。」

「だって、笑ってくれなかったから。」

「大丈夫ですよ。半分は耳が聞こえない人たちだから。」

「えっ!・・でももう半分のみなさんがいらっしゃるじゃないですか。」

「もう半分は、声を出して笑う元気がないんですよ。でもみんな喜んでますよ。」

食事の時間では、自分の食事の一部を 「若いんだからいっぱい食べなさい。」と持ってきてくれます。

一人持ってくると、また一人、もう一人持ってきてくれます。

思いやりとやさしさのもてなしです。

あれから30年近く経ちましたが、若い人とご高齢者のコミュニケーションがうまくいけば素晴らしいです。

アイディア次第でみんなが楽しく暮らせて行ければ素敵です。

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