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帰れない二人

ラジオから流れる歌が懐かしくも胸に染み入る。

誰もが経験があることでないでしょうか?

私の場合、その歌は井上陽水さんの「帰れない二人」という曲でした。

叙情的な歌詞に、情景あふれるメロディ。

今から40年以上前に発表された歌です。

携帯もなければ、コンビニもない時代の歌。

サービスが溢れかえって、それに慣れてしまっている現代だからこそ染み入るのかと思っていました。

しかし、この歌が染み入った本当の理由は別なところにありました。

大手宅配業者の過剰なサービスによる賃金未払い問題は、ちょっとした波紋が広がっています。

連日のように新聞、ニュースはこの件をしつこく報道しています。

受け取り手がいなかったら再配達となるこの業界。

しかも運賃無料サービスが売りのネット通販は、こぞって運賃コストカットを業界に求めてくる。

それは便利だと、1個100円のモノからその都度注文する消費者。

結果、増えるのは物量だけでなく、再配達の回数に伴う配達員さんのサービス残業。

そんな私も家に帰るとポストに宅配業者からご不在連絡票が入っている。

早速電話してみると、今日の配達は終わってるとのこと。

会社に届けてもらおうと配達先変更を申し出ると、配達物の内容的に変更できない。

どうやら本人確認が必要なモノらしい。

でも、仕事や出張の多い私は、荷物を受け取るだけのために家に帰ることなどできない。

配達員も手渡しすることができないので、再配達を繰り返し、家に帰ることができない。

・・・そうか!・・・

頭がスパークした。

「帰れない二人」って、宅配配達員と受取り人の歌だったんだ!

私の勝手な解釈は無限大です。

今から40年以上も前にこの時代を予期していた井上陽水さんってすごい!

「帰れない二人」 の最後のフレーズは切なく染み入ります。

 もう星は帰ろうとしてる~ 帰れない二人を残して~

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