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(日本語) 一年後

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もう2月を超えて3月。

焦りさえ見せてしまうほど時間が経つ。

思い起こせば、のどの手術をしてから1年が経つ。

「癌の可能性があります。手術して切ってしまいましょう。」

美人先生からあっさり宣告され、13日間の手術入院したのが1年前。

苦しい闘病とはかけ離れた楽しい入院生活だった。

アイドル系看護師さんたちに、美人主治医。

のどを切っているのに、手術翌日の食事はさんまの塩焼きだった。

自覚症状がないのは、手術前だけでなく、手術後もそうだった。

すべてが順調だった。

「癌ではありませんでしたよ。」

摘出部位からの病理検査結果宣言もあっさり。

順調ついでに多額の保険金を目当てにしていた私は思わず口にしてしまった。

「えっ~、そんなぁ~。」

神様はそうやすやすと濡れ手に泡のようなことはしてくれません。

むしろ更なる試練を与えようとしているのかもしれません。

忙殺してしばらく書けなかったブログではありますが、私の周りで起こった可笑しな日常はノンストップです。

先日、松山空港から羽田に向かうため乗った飛行機でのこと。

ヘビーユーザーの私には、航空会社のアップグレードポイントが残っています。

つまり、座席が広く、食事もついて、お酒も飲み放題の席が無料で変更できる権利が私にはあったのです。

その権利を行使できる期限が迫ってきていたので、アップグレードを申し出たら、係の人にこう言われたのです。

「席はアップグレードできますが、本日食事の用意ができません。それでもいいでしょうか?」

もともと飛行機に乗ってしまえば寝てしまうので食事よりは座席の広さ優先と思い、アップグレードしてもらいました。

席に着くとさすがに座席は広く、「こりゃよく寝れるわい」 と思ったのですが、その日に限って眠くならない。

しかたがないので本を読み始める。

座席ベルトサインが消灯すると、キャビンアテンダントさんは私の座席を避けるように機内食を運んでくる。

確かに私は食事なしを承諾して搭乗したのですが、他の客との扱いの違いに違和感を感じたのです。

今度はそれが気になって眠くなるどことか、目から入ってくる本の活字が頭に入らないぐらい集中する視点が別なところに・・。

キャビンアテンドさんも私にどう接していいのかわからないか、私を視界に入れないような動きにも見えてくる。

・・・いじめだ・・・

手術から1年経ち、神様は私に試練を与えて続けています。

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