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TOWEL STROY~ギフト篇~第4話

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クリスマスイブの日、ユズルは前田先生の家にいた。

先生だけでなく、先生の両親もいた。

「さあ、これかぶって。」

前田先生は紙でできたクリスマスパーティー用の紙でできた三角の帽子をユズルに手渡しました。

先生も先生のご両親も同じ帽子をかぶっています。

「クリスマスパーティーをはじめるわよ。」

テーブルの上には、鳥の丸焼きやソーセージにから揚げ等、ユズルの・・いや子供の大好きな食べ物がいっぱい並んでいました。

「遠慮しないで、さあ食べて。」

「そうそう、いっぱい食べてね。」

ご両親も楽しそうに声をかけてくれます。

ユズルにとって初めてのクリスマスパーティーは、くすぐったい気持ちでしたが、それ以上に身も心もあたたかく感じていました。

声をかけられるたびの作り笑い、照れ笑いが、しだいに心からの笑顔になっていくことを不思議にさえ思ったぐらいです。

・・・家族っていいなぁ~。・・・

そう思った時に、 ”ピン~ポン~” 玄関から呼び鈴が聞こえました。

「は~い。」 前田先生は玄関に向かったあと、しばらくしてリビングに戻ってきて・・

「ユズル君!サンタクロースが家にやってきたよ!」

そういうと、先生の後ろから赤い服に白ひげを生やしたサンタクロースが登場したのです。

「メリ~ クリスマ~ス!」

サンタはわざと低くした、そして大きな声で、ユズルに向かって声をかけました。

「うわぁ~」 思わずユズルは声がでましたが、よく見ると何か様子が違う。

誰かがサンタクロースになっているのは一目瞭然ですが、赤い服の間からは見慣れたネクタイが見え、足元からは穴の開いた靴下が・・。

「父ちゃん!?」

つづく・・。(予定を変えてもう一話)

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