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(日本語) 夜明け前

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DIME1988年9月1日号昇太&七福タオル記事切り抜き.jpg

「これお前にやるよ。」

大学の先輩でもある春風亭昇太さんからある雑誌を渡されました。

その雑誌とは小学館発行の 『DIME』 というトレンドマガジン。

私はその雑誌を一目見て胸が躍り出るぐらいの衝撃を感じたのです。

「これって!あの時のですよね。」

思わずそう言葉を発すると、ニヤッとする春風亭昇太さん。

「えっ!なになに・・?」 「なんなの?」 一緒に飲んでいる人たちが雑誌を覗きこんでくる。

ゴールデンウィーク中に開催された春風亭昇太独演会 ”オレスタイル” の千秋楽打ち上げ会場でのひとこまです。

手渡された雑誌 『DIME』 は今から27年前の1988年(昭和63年)に発行された9月1日号。

この中の記事(写真参照)によって、従業員5名の小さなタオル工場・七福タオルに変化が起こったのです。

1988年当時は 『今治タオル』の知名度はまだまだで、記事を見ても『今治』という文字はなく、タオルの本場・愛媛と紹介されています。

ただこの記事をきっかけにお客さまからの声に背中を押されることになり、七福タオルは自社ブランド化を図っていったのです。

いわば 『DIME』 1988年9月1日号は、七福タオルにとってターニングポイントになった記念すべき雑誌なのです。

しかしお些末ながら1996年本社移転の時にその大事なモノ(雑誌)を失くしてしまっていました。

その雑誌が目の前にある。しかもシワがひとつもなく、きれいな状態で保管されている。

赤ちゃんを触るようにやさしくページを繰っていくと、その記事はありました。

あらためて春風亭昇太さんの顔を見ると、黙って笑っている。

・・・お前が持っていた方がいいだろ・・・ と、やさしく言ってるような

・・・どーだ!この保管状態、参ったか!・・・ と、自慢気に言ってるような

・・・尊敬しろ!・・・ と、上から目線のような感じもありましたが、そのサプライズプレゼントに 感謝、感激 雨、アラレ でした。

この雑誌の掲載当時、春風亭昇太さんは入門6年目の27歳。

世の中バブル景気に踊っていましたが、昇太さんも、私も明日を夢見ている夜明け前みたいなもの。

くしくもあれから27年経ち、春風亭昇太さんは全国区の人気者になり、今治タオルも全国区になりました。

みなさまのおかげです。

ここで告知です。みなさまへのご愛顧に応え 6月27日(土) 七福タオル ファミリーセール 『夏だ!タオルだ!七福祭!!』 が開催されます。

1年に1度きりの、しかも1日だけのファミリーセールです。

混雑防止のためご入場は完全予約制になっています。

詳しくは 下記ページからご登録ください。

http://shichifuku-towel.com/matsuri/normal/

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