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(日本語) 立ち位置

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・・・ありゃ?!しまった!立ち位置が違う・・・

こう思ってしまっても、もう遅いが、何故こんなことを思ったのか、経緯を説明しましょう。

お得意先さまからの要望で、7月17日予定になかった東京出張に出かけました。

準備不足の出張は気が重たいのですが、今回はラッキーな部分もあります。

スケジュールが合わず、行くのを諦めていた立川志の輔師匠のライブに行けるかもと思ったのです。

とはいえ、チケットは当然即日完売しており、当日券頼み。

今回のライブは下北沢・本多劇場、演目は 三遊亭円朝作 『牡丹灯籠(ぼたんどうろう)』

2007年夏に初めて口演し、再演を繰り返しているこの劇場だけのプログラムです。

私は初演、2007年に一度見ているのですが、志の輔らくごベスト3は?との問いに迷わず、『牡丹灯籠』と答えるぐらい、もう一度見たい演目でした。

日中、段取りよく得意先を回り、夕方には仕事が片付く確信ができたころ、

<勝手なお願い!今夜の公演、当日券があれば行きたいです。ご無理であれば・・>とメールを打ちました。

すると約15分後 「お待ちしています。」 と、独特なだみ声の志の輔師匠から電話がありました。

お客様を迎えるとなると、必ず敬語になる志の輔師匠。

敬語を使われると、何か立ち位置が違う気持ちになりますが、そこは芸人のふるまいでしょう。

公演は当然素晴らしい出来で、鳥肌が立つほど感動し、早速楽屋に挨拶へ行きました。

着替え中の志の輔師匠を廊下で待っていると、次々とご挨拶される方が並び始めます。

なので私は廊下一番奥で待っていると、バスローブ姿の志の輔師匠登場し、廊下奥を背に、ご挨拶を受け始めました。

私は志の輔師匠の背中を見ている立ち位置で、両脇にはお弟子さん、マネージャーさんもいて、そのすぐ後ろに私がいる感じ。

お弟子さんも、マネージャーさんも、志の輔師匠も来る客来る客に、頭を下げているので、すぐ後ろにいる私も一緒に頭を下げないと様(さま)にならない空気が・・。

・・・ありゃ?!しまった!立ち位置が違う・・・

こう思っても、もう遅いが、違和感を感じながらも、頭を下げ続けたのです。

まるでコントのような気分になりましたが、それはそれでとても楽しく思えたのは、ここが下北沢だからかもしれません。

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