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(日本語) 中村屋!

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歌舞伎役者・中村勘三郎さんがお亡くなりになり、テレビで特集番組が放送されていました。

体調不良であることは、耳にしていましたが、やはり残念。

もちろんお会いしたこともないし、ライブも見た事がありませんが、すばらしい役者だったことはわかります。

私が中村勘三郎さんを知ったのは、高校生ぐらいでしょうか。

当時、中村勘九郎と名乗っており、テレビによく出演していました。

実際には、あまり出ていなかったのかもしれませんが、存在感がそう思わせたのかもしれません。

大学時代に見た、若かった春風亭小朝さんは、勘九郎さんのことを「永遠のライバル」と言って、歌舞伎ネタを演じていました。

・・・勘九郎ってスゴイんだ・・・

「歌舞伎役者の名前3人言ってみて?」 と聞かれたら、まず最初に出てくるのが 「中村勘九郎」だったでしょう。

歌舞伎も見た事のない若造でも名前が出てくるって、スゴイと思いませんか?

あれは、大学時代だったか、社会人になりたてだったか忘れましたが1980年代に放送されたドラマがあります。

題名は忘れましたが、伊藤博文の青春記をドラマにしたものでした。

主人公の伊藤博文を中村勘九郎さんが演じていて、心が躍りました。

ドラマの中の若き伊藤博文は、とにかくよく遊び、遊郭に入り浸り。

女郎の長襦袢を着ていた勘九郎さんは、とてもカッコよかったです。

偉人は遊び方も上手なんだなぁ~と、ドラマを忘れてノンフィクションだと勘違いしてしまうほど、素晴らしい演技だったのです。

彼の魅力は人を惹きつける笑顔なんでしょう。

舌足らずのようではっきりしゃべるし、かといって二枚目も三枚目もできる。

歌舞伎役者をしなくても、映画やテレビで十分食べていけたのに、歌舞伎を進化し続けた中村勘三郎さん。

歌舞伎を大衆演劇と位置付け、お客様に喜こんでいただけることだけを追求し続けた姿は、とても励みになることです。

享年57歳。これから円熟期に入るときだけに、本当に残念です。

気になりながらも、ライブを見に行けなかったこと、悔しく思います。

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