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(日本語) 夏の黄昏

Sorry, this entry is only available in Japanese.


DSC00057.JPG・・・何かいい感じ。・・・

見上げると、黄昏空になっていました。

日没近く、空は赤く染まり雲はうろこ雲になっています。

夏の夕焼け風景は時間が長く、とても好きです。

こんなに暑かったのに、秋が忍び寄ってきている感じです。

・・・夏真っ盛りなのに、夕方の空は秋の気配か。自然って正直だな。・・ん?!自然って正直?!・・・

ふと思いついた ”自然って正直” という言葉が、妙に頭に残りました。

自然の摂理というか、法則というか、人は自然と共生しなければならないのでしょう。

・・・○○は正直・・・

今度は正直という言葉だけが、頭に残ります。

次の瞬間、時代劇で悪代官が娘を手ごめにしようとしているシーンを連想していました。

「いやぁ!やめてください!」

「フフフ、何だ?やめてくださいだと?嫌がっているのに体は正直だのぉ。」

美しい夕焼けを見ながら、なんでこんな事を連想してしまうのか?

おそらく、美しいものに浸っている自分に照れて、真逆のイメージが芽生えるのかもしれません。

しかし、よりによって悪代官とは情けない・・。

電車の中である科学者がうっかりと薬品ガスを車内にまき散らしてしまう、短編小説があります。

この薬品を嗅ぐと、頭に思っている事が声に出てしまいます。

席に座りたいけど座れない人のつぶやき。

ミニスカートをはいた若い娘とその前に座った中年男のつぶやき。

シルバーシートの前に立った年配女性とシルバーシートに座っている男のつぶやき。

満員電車の中で様々な思いを巡らせながらのお話です。

この薬品ガスは、警察に頼まれて自白を目的に科学者が開発したものですが、1時間後に効果がでてきます。

科学者はガスが漏れていることを知らずに、効果が出る前に電車を降りてしまいます。

その電車は、その後終着駅に向かって行くというお話。

東野圭吾さんの”鬱積電車”という小説です。

私も毎日鬱積を抱えているのかもしれません。

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