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(日本語) ワクワクすること

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「テンション上がるぅ~。」

台風6号接近により、娘の通う学校が臨時休校になり、娘は大喜びです。

自然災害は怖いのですが、私も子供のころは台風が近づいてくると学校が休みになるのでないかと思い、ワクワクしたものです。

台風というのは、別名 ”二百十日” といって、夏の終わりから秋にかけてやってきます。

お米の収穫時期と重なることが多いのですが、近年は6月にやって来たり、11月にやって来たり、地球温暖化にともなう異常気象が影響しているかもしれません。

ただ季節外れの台風にテレビニュースは、「20年ぶり」 とか、「40年ぶり」とか、よく耳にしますが、そのたびに、「昔もそうだったんだ。最近の地球温暖化のせいではないんだ。」 と思う事がよくあります。

考えてみれば、寒波がきたり、猛暑だったり、少雨だったり、大雨が降ったり、山があれば谷があるのでしょう。

人生も一緒で、いい時もあれば、悪い時もある。

悲しい事もあれば、楽しい事もある。

悔し涙もあれば、うれし涙もあります。

先日の日曜日に、娘と映画へ行きました。

スタジオジブリ制作の ”コクリコ坂から” というアニメです。

時代背景は東京オリンピック開催前で、横浜にある高校が舞台でした。

高校生の少女と少年のさわやかな出会いと淡い恋の物語です。

朝鮮戦争により、父親が死亡した少女 ”海” と、育ての親と生みの親が違う少年 ”風間” が互いに惹かれあうのですが、風間の生みの親が海の父親と同じであることを知り、二人は悲しい宿命を感じます。

「わたしたち兄妹かもしれないけど、私 風間さんのこと好きです。」

「俺も好きだ。」

路面電車のホームで、お互い確認しあいます。

思わず娘の顔を見ると、告白してくれる少年に憧れの目を輝かせていました。

私は娘の腕を自分の肘でつつくと(いいシーンだな)、照れたようにつつき返してきます(ちょっと黙っててよ)。

そして、本当の事実が大人たちによって判明していくわけです。

映画を見終わり、車中で娘が言いました。

「テンション上がるぅ~。私の風間君どこにいるのかなぁ~。」

同じ高校生の娘にとって、台風接近も恋愛もワクワクする年頃です。

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