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(日本語) 桃の節句

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今日は3月3日 桃の節句です。

♪灯りをつけましょぼんぼりに、お花を生けましょ桃の花・・

ご存知童謡、”うれしいひなまつり”の一節です。

実はこの歌には誤りがあります。

♪お内裏(だいり)様 と お雛(ひな)様 ・・の お内裏(だいり)とは本来、男雛と女雛の一対を指すのです。

でも、この歌がヒットしたので男雛がお内裏(だいり)様で、女雛がお雛様として一般化してしまっています。

・・・んん?待てよ?間違ってないのかも?・・・

きれいな衣装を着て、しかも今でいうお手伝いさんの3人官女や、ミュージシャンとされる五人囃子を従えているところをみると、結構裕福な家柄であると想像できます。

ということは、お内裏様は一対でいて、その他にこの男雛には別に女がいたのでないのか?

昔でいう ”側室(そくしつ)”、今で言うと”妾(めかけ)”です。

大体、白酒というのもおかしいし。

・・・なるほど!そういうことだったんだ!・・・

なんて、子供のお祭りに変な解釈をするのはやめて、この雛祭りのことを桃の節句とはよく言ったものです。

やさしい感じがして、響きがいいです。

桃の節句に対して、男の子は端午(たんご)の節句といいます。

これまた、力強くっていい響きです。

桃は不老長寿を与える植物とされており、”百歳(ももとせ)”まで長生きできるようにと、桃花酒=白酒を飲むようになったそうです。

また、昔から邪気の象徴は鬼とされていて、だから節分には鬼を祓います。

この鬼(邪気)が嫌いのが、実は桃だそうで、女の子に変な虫がつかないようにと、桃の節句と言い始めた一説があります。

さらに余談ですが、この思想がベースとなり、桃から生まれた桃太郎が鬼退治をする民話へとつながるわけです。

・・・おおっ!恐るべし桃の節句!・・・

だから女の子はピンクが好きなのです。

一見やさしそうな桃の花にも、強い一面があったというお話でした。

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