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プロの手口

息子の引っ越しを手伝った。

この春、娘が大学進学のため上京するので兄妹で一緒のところに住まわせるため。

息子はかなり抵抗していた。

そりゃそうだ。妹を嫌っているわけではないが、男子たるもの身内に見られたくないものがある。

第一、自堕落な生活ができなくなる。

掃除もそうだし、洗濯もそう。洗っていない食器や飲みかけのペットボトルや空き缶が散乱しているのが男の部屋である。

引っ越し前の部屋にはエロ系のものはなかったが、自堕落な生活そのものがあった。

なにせ足の踏み場がなく、よくここで寝れるな?と思うほどである。

「じゃあ、引越し屋さんは15時~17時までに来て終わらせると言ってるから」と私が言うと、息子はすかさず、

「2時間じゃ絶対無理だよ。」

元のマンションと引っ越し先は100mも離れていない至近距離。

学生の一人暮らしということで、今回の引っ越し屋さんに支払う金額は2万8千円。

どうなることかと思いつつ、息子は元の部屋で、私は引っ越し先マンションの一室で指示をしていました。

作業を始めて90分後に息子が興奮気味に引っ越し先のマンションにやってきた。

「あの人たち、かなりヤバイ!」

つまり今まで経験のない手際の良さを目の当たりにしたようだ。

それは運ばれてきた段ボール箱を見ただけでわかる。

食器・衣料・机の上のモノ・洗面まわり、お風呂まわり、下駄箱、本・・など等、一目でわかるように書いてある。

中を開けると、その丁寧さもうかがえる。

引っ越し先でもお客さんが早く収納できるように配慮されているのだ。

さらに、「お客さん、いいお部屋ですね。」と、つけ加えて話しかける。

これがマニュアルなのかどうなのかわからないが、そう思ってしまうほど憂鬱な引っ越しが、そうでもなくなる気分になる。

プラスワンの言葉が商売繁盛となるのだったら、私もタオル販売するときに言ってみようかな?

「お客さん、いいカラダしていますね。」

訴えられそう・・。

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