投稿日/2010年7月14日(水) 7:59 投稿者/河北泰三 コメント/2件
このところ、朝は雨音で目が覚めます。
・・・今日も雨か・・・
ただ、私は雨が嫌いでありません。
弊社の事務所にはベランダがあり、そこで雨を眺めながら、他愛もないことを考えるのが好きなのです。
・・・昨日何を食べたっけ?・・・
・・・そういえば、小学校3年生の時、遠足が雨で中止になったなぁ・・・
・・・♪雨に濡れながら、たたずむ女(ひと)がいる。 これって誰の歌だっけ?・・・
そういう状態で、仕事に戻ると気持ちがハイになっています。
昨日もベランダから自分のデスクに戻ると、得意先である事務の女の子からの電話がかかってきました。
彼女とは会ったこともないし、電話で話すのも初めてですが、私の上手をいくハイな娘でした。
「バイヤーがお願いしていた書類ですけどFAXしていただけませんか?」
「はい、了解しました。ええっと、スミマセン。もう一度お名前を教えていただけませんか?」
「堀内と申します。」
「ホリウチ様ですね。ええっと、漢字で書くと・・」
「お堀の堀に、内外の内です。」
「ああ、はいはい、巨人にいた野球選手の堀内ですね。・・ちょっと古くてわからないですよね。」
「私、本名を堀内恒夫と言います。」
・・・ん?この娘、ノリがいい!?・・・
「それでは、FAXをこれから2分45秒後にお送りします。ハハハ・・。」
「そんなに急がなくっていいですよ。2分46秒後まで待ちます。ウフフ・・。」
電話を切ったあと、時計を見ながら2分45秒後にFAXしました。
梅雨の晴れ間のような気分になりました。
長雨とハイな気分・・私が雨が嫌いでないのはバランスをとっているからかもしれません。
投稿日/2010年7月13日(火) 8:08 投稿者/河北泰三 コメント/2件
今治市の隣にある西条市にあり、敷地約1000坪に古風な武家屋敷を改造し、絵画・古美術品を展示販売しています。
この嶢風庵(ぎょうふうあん)が、この度老朽化に伴い閉鎖されます。
店主に聞いてみると、この建物築200年だそうです。
立派な屋敷で、庭園も素晴らしいです。
私の自宅リビングの絵の色がすっかり抜けてしまい、新しい絵を買いにきました。
店に置いてあるほとんどの絵が、リトグラフですが、甲乙つけがたい作品ばかりです。
最初は、1枚だけ買おうと思ったのですが、5枚も買ってしまいました。
ミュール "ビーチ" ・ ブラジリエ "夏の夜明" ・ ムーリー "地中海の村" ・ バラディエ "ノクターン" ・ ローランサン "椿姫" で、ほとんど人物画です。
私は絵に関して無知で作家の名前は知りませんでしたが、どの作品も素敵でとても気に入っています。
人物画といえば、立川志の輔師匠の小噺を思い出します。
美術館へ行ったご婦人が、係の人に絵について質問をしています。
「ちょっと、絵の説明をしてよ。これは誰の作品?」
「ゴッホでございます。」
「あっそう。じゃこれは?」
「モネでございます。」
「ふーん。じゃあ次は?・・あっ!これは私にもわかるわよ。これはピカソでしょ!」
「お客様、それは鏡でございます。」
この嶢風庵(ぎょうふうあん)は、松山に移転オープンするそうです。
センスのよい作品が多くあります。
興味のある人どうぞ・・。
投稿日/2010年7月12日(月) 8:03 投稿者/河北泰三 コメント/2件
「東京駅の八重洲口で待ち合わせしよう。わかるか?」
「うん。たぶん。」
夜7時半に待ち合わせをし、東京にいる息子と食事をすることにしました。
東京に来てまだ3カ月足らずで、住んでいる池袋と予備校のある後楽園駅の往復の毎日なので、少々不安気な口ぶりです。
私は表参道駅から地下鉄・銀座線に乗り、赤坂見附駅で丸の内線に乗り換え、東京駅へ向かいます。
息子は丸ノ内線の後楽園駅から東京駅へ。
「後楽園駅を7時10分ぐらいに乗ればいい。」
と伝えておきました。
私が赤坂見附駅で乗り換えをしようとしたら息子からメールが入りました。
『反対方向に乗ってしまった。遅れる。』
いつも後楽園駅から池袋方向に乗っているので、無意識に反対方向に乗ってしまったんでしょう。
私もよくあることです。
その後、合流し、私の宿泊ホテル内で食事することにしました。
「友達はできたか?」
「ご飯はちゃんと食べているか?」
「風邪ひいていないか?」
等など、ごく普通ですが、気になる事を質問し、その度に息子は
「うん。」「うん。」
と言葉少なに答えます。
「カワイイ娘はいるか?」
「恋はしているか?」
という、ツッコミ質問は呑み込みました。
「ホームシックになったか?」
という質問には反応し、
「うん。なったよ。自立できる自信が出てこないし、この先不安でしょうがなかったよ。」
「そうか・・。お父さんもそうだったよ。でもこれは誰もが通らなければならない "青春の門" みたいなもんだからな・・。」
「ねぇ。今日一緒に泊っていい?」
「もちろん。お父さんも一人じゃさみしいしな・・。」
今回の宿泊ホテルは、香港に本社がある外資系"シャングリ・ラ・ホテル東京"です。
高層階にある客室からの東京は、18歳の息子の不安と同じぐらい広く感じました。
投稿日/2010年7月 9日(金) 8:02 投稿者/河北泰三 コメント/0件
7月に入ってはや9日目です。
今週後半は東京出張です。
百貨店は全店・全館クリアランスセール真っ只中で、ある都内百貨店のセール会場へ行くと、弊社タオルと仕様が一緒の商品が、他社ブランドで販売されていました。
・・・この会社もアイディアが枯渇し、人真似をするようになってしまい、行き詰っているんだなぁ。・・・
弊社のデザインをお手伝いいただいている、古屋興一デザイン事務所・株式会社イッソ・エッコに夕方お邪魔しました。
創造的なデザインと独創的な織りテクニックを多彩な素材感で表現することが、イッソ・エッコブランドの基本です。
事務所で古屋先生と打ち合わせしていると、スタッフである美人デザイナーが外出先から戻ってきました。
「人形町に行ってきたので、たい焼き 買ってきたわよ。」
「新参者で有名になった、あのたい焼きですか?ずいぶん時間がかかったんじゃないですか?」
「今日は、1重程度しか並んでなかったわ。」
「どのぐらい時間がかかったんですか?」
「いつもは、2重3重並ぶのよ。」
美人デザイナーは、客観的な数字より、目に浮かぶ状況を説明しようとしています。
「なるほど、2重3重ね・・。」
状況を頭に描くことにしました。
すると今度は、焼き方の説明になりました。
「この小さなたい焼き機で、こうやってパタパタと焼いていくのよ。」
「ふーん。」
私の頭の中で、たい焼きを焼いているオジサンがいて、それを待っているお客さんがいて、その中に美人デザイナーがいて、阿部寛扮する刑事・加賀恭一郎がいて、カメラが引いてくると、甘酒横丁のにぎわいがありました。
「ちょっと、聞いている?」
美人デザイナーの一言で、我に返ります。
「いただきまーす!」
・・・なるほど、確かに うまい!・・・
投稿日/2010年7月 8日(木) 6:56 投稿者/河北泰三 コメント/0件
忘れ物はしないようにいつも気をつけているのですが、忘れ物をしてしまいます。
7日間の海外旅行に行った時の話。
松山空港から羽田空港へ移動し、羽田空港で仲間と待ち合わせしました。
私の方が早く着き、到着ロビーで手帳を見ながら、会社や得意先に電話をしていました。
そのうち、仲間が到着ロビーに登場し、合流して成田空港へバスで移動です。
成田空港へ着くと、時間がまだあったので、仲間と喫茶店へ入りしばし談笑。
それから、セキュリティチェックを受け、出国手続きを済ませます。
搭乗ゲートへ移動し始めると、私の携帯電話が鳴りました。
「河北さんですか?空港管理局ですが、手帳を落とされていませんか?」
「えっ!・・あっ!スミマセン。」
・・・さっきの喫茶店だ!・・・
「まだフライトまでに時間があるので、これから伺います。」
「今、どちらですか?」
「北ウィングの・・・」
「こちらは羽田空港ですよ。」
「ハネダ?!」
羽田空港の待ち合わせの時にすでに落としていたのでした。
何ということ!旅は始まったばかりなのに、情けないと言ったらありゃしない!
これからは気をつけよう!と心がけました。
しかし道中、サングラス・ペン・小銭入れと忘れ物のオンパレードでした。
そして帰国し、松山空港に置いていた車で帰ろうとした時、エンジンがかかりません。
自動車メーカーに電話し、整備の人に来てもらいました。
バッテリーが上がっているとのことでした。
「おかしいです。ヘッドライトをつけっぱなしにしていたわけでもないし。故障じゃないの?」
ブースターをつなぎエンジンを駆けると、小さな室内灯が点きました。
松山空港の駐車場に着き、室内灯を点けたことを思い出しました。
・・・これかよ!・・・
忘れ物は、スタートから始まっていたのでした。