投稿日/2012年1月30日(月) 7:52 投稿者/河北泰三 コメント/2件
今回の出張では、モノの価値というのは市場で決まるモノということを思い知らされました。
海外での展示会というのは、日本とは違い発注・契約をする場所です。
考えてみれば、世界中の人が集まるのですから、ここで発注をしていかなければ商品が調達できなくなるわけです。
ということは、バイヤーのみなさんも出展者も真剣勝負です。
日本ブランド力は、世界的にも認められており、「日本製」 という事だけで、一目おかれます。
素材感やデザイン性、そして品質の高さに比較するモノがないという事でしょう。
「じゃあ、注文するわ。」
この一言がどれだけうれしいか、ライブでないと味わえません。
でも、送料提示をするとそれはトーンダウンしてしまいます。
海外販売については、送料を別に扱いにしています。
送り先がヨーロッパなのか、北欧なのか、アメリカなのか、中東なのかわからないので、商品コストに送料を含ませることができないのです。
「高っ!」
バイヤー達が口をそろえてそう言うのは、送料について比較するモノがあるからです。
「だって、日本からのデリバリーですから・・」
これがいくら言っても理解してくれないのです。
イタリアからパリに留学してきている女子大学生のエリーザさん(22歳)が今回通訳業務をお手伝いしてくれました。
彼女からイタリアに帰国する時の航空チケット代を聞いてびっくりしました。
「9ユーロです。」
9ユーロということは、ざっくり900円です。
いくら格安航空チケット時代とはいえ、国際路線(フランスーイタリア)なのにひどすぎる・・。
・・・ボクなんか、ボクなんか、今回航空チケット取り直しでどれだけ支払ったか知ってる??・・・
心の中でそう叫びながら、送料が比較されるのも当然と納得したのでした・・。
投稿日/2012年1月25日(水) 17:06 投稿者/河北泰三 コメント/0件
荷づくりをするためクロークにおいてある衣類や小物を取り出します。
今回宿泊したのは、パリ市内オペラ座近くの スクリーブ(SCRIBE) というホテルです。
立派のホテルで、ホテル玄関には5つ星の看板がありました。
でも、サービスや客室の清潔さは断然日本のホテルの方が上です。
予約はインターネットで行い、チェックインの際にネット予約した時のクレジットカードを提示したににもかかわらず、5泊したところで中間払いを求めてきたのです。
・・・そんなに信用されていない??・・・
客室の広さは普通で、スーツケースを広げると結構一杯って感じです。
バスルームは、バスタブとシャワーブースが分かれており、これは快適と思っていましたが、実際に使用すると欠陥だらけでした。
バスタブにお湯を入れると、蛇口に連動してシャワーが出るのです。
いくら操作しても、シャワーが止まりません。
なので、バスタブにつかりお湯を足すときは、シャワーをかぶりながらになります。
シャワー単独ブースは、ガラス張りに仕切られていますが、お湯がガラスドアから漏れてしまい、バスルームは水浸しです。
毎回お風呂に入るたびに、床掃除をしている始末です。
インターネット接続は有線LANだと有料で、無線LANだと無料でしたが、これがまた遅いのです。
客室に置かれている説明書には、ハイスピード と書かれていますが、通常の3倍ほど遅く感じました。
サービスに対してはほとんど課金されます。
もちろん日本でも一緒なのですが、大したことないのに特別に高い請求をかけられているような気がします。
例えば、客室の冷蔵庫。
かなり疲れていたので、夕食を帰り道のスーパーでサンドイッチを買いホテルに戻りました。
その金額 350円です。
部屋に入り、ビールが飲みたくなったので客室の冷蔵庫を見ると、普通の缶ビールが1300円でした。
350円の夕食に1300円のビール・・しかもあまり冷えていない。
そこから考えると日本のホテルは7つ星ぐらいです。
投稿日/2012年1月24日(火) 14:23 投稿者/河北泰三 コメント/0件
5日間あったパリでの国際見本市 メゾン・エ・オブジェも最終日を迎えます。
気がつけばこの展示会に初めて出展したのは、7年前になります。
それから毎年出展を続けています。
少しづつでありますが、リピートのお客様も増えています。
「私の事覚えていますか?」
「昨年注文したんですよ。」
「今年も来たわよ。お元気でしたか?」
フランス、ベルギー、イギリス、ドイツ、イタリア、スイス、韓国、アメリカ・・世界中の人たちに声をかけられると、泣いてしまうぐらいうれしいです。
・・・ウチの会社のこと、商品のこと、私を覚えてくれている・・・
ビジネスをするにあたり、仲間と思ってくれる事はとても大事です。
私もお得意様というより仲間だと思うようにしています。
新規のスェーデンのお客様は、2日に渡りブースに来てくれ注文してくれました。
2日目の時は、「これスェーデンのお菓子なの。おいしいのよ。みんなで食べて。」 と差し入れしてくれました。
注文を終え、ブースを立ち去る時には、
「タイゾー!アリガトウ!」 と日本語で手を振ってくれました。
・・・ありがとうございます・・・
今回、お手伝いいただいたスタッフは女性4名です。
日本人3名とイタリア人とのハーフ1名の優秀なみなさんです。
みなさん懸命にタオルそしてデザインを売り込んでくれました。
いや、本当に売り込んでくれたのは、モノづくりの気持ちを売り込んでくれたのかもしれません。
その結果が、今回の結果だったんでしょう。
・・・みんなありがとう。本当にありがとう。・・・
最終日を迎える早朝、パリの片隅でこのブログを書いています。
部屋の外は冷たい雨が降っていますが、私の心はあたたかいです。
投稿日/2012年1月23日(月) 14:03 投稿者/河北泰三 コメント/0件
パリ滞在の折り返しである国際見本市 メゾン・エ・オブジェ 3日目が終了しました。
さすがに疲れがピークを迎えようとしています。
それもそのはずで、睡眠時間が毎日4時間程度なのです。
夕食は 初日 韓国料理、2日目 中華料理、3日目 日本料理、4日目フランス料理 と続きましたが、5日目は外食する体力もなく、日本から持ち込んだカップ麺で済ませました。
とりあえず早くホテルに入って寝なきゃ!という感じなのです。
健康を維持するために必要な事は、睡眠と食事ということは分かっているのですが、限られた環境・・特に海外出張ではどうしても偏りがちになります。
そこで私の健康維持方法はふたつあります。
ひとつはビタミン剤です。
肩こりや栄養不良が続くと、口内炎やヘルペスがすぐにできてしまい、食欲が半減してしまいます。
なのでビタミン剤を飲んで、それを防止しています。
もうひとつは、梅酒です。
日本から持ち込んだ梅酒を毎朝原酒のまま、毎朝コップ半分ほど薬代わりに飲んでいます。
寒い日は体が温ったまるし、少しお酒が入ったほうが食欲が増すし、私の体に相性がいいのです。
また、おまじないでもあります。
朝からお酒を飲むわけですから、当然のごとく顔が赤くなり、酒臭くなります。
気も大きくなりますが、周りからも警戒され、変に絡む人が少なくなります。
パリは観光地なので、スリや難癖をつけてくる変な人が多くいます。
それだったらこっちが変な人になってしまえば、寄ってこなくなるのでないかというモノです。
現実、ここ数年自分が酔っていると、変な人は寄ってきません。
海外出張を続けていると、色々とノウハウが生まれるモノです。
今回の出張も佳境を迎え、いよいよラストスパートでしゅ・・ウィ~・・飲みすぎた??
投稿日/2012年1月20日(金) 11:48 投稿者/河北泰三 コメント/4件
パリ市内から展示会場・パルク エクスポジションまでは、郊外電車RERに乗って行きます。
各駅停車で約45分、快速で約30分です。
私が宿泊しているホテルから最寄りの駅は、オーベル という名前の駅です。
このオーベル駅から、A線に乗り、一駅先のシャトレ駅でB線に乗り替えます。
つまり東京で言うと、新宿駅で小田急線から京王線に乗り換えるみたいな感じです。
私はこのオーベル駅が大好きです。
ホテルから近いとか、乗り換えがスムーズだとか 理由は色々あるのですが、一番はホームが美しいのです。
さすがパリ と言いたくなるようなデザインなのです。
線路を挟んで上り下りのホームが対面していますが、柱がありません。
さらにホームが長い直線です。
そしてコントラストがはっきりしていて、対面のホームが浮き上がっているのです。
他の駅ではない風景がこの駅にはあり、私好みです。
この駅のホームを今回展示会で同行していただいている、イッソ・エッコの古屋社長とデザイナーの池田さんにお見せしたいと思いました。
展示会開始前日の陳列準備作業が終わり、一緒に会場からオーベル駅に到着しました。
「先生、池田さんこれを見てください。」
ホームに降り立ち、電車が立ち去ると、向こう側ホームに電車が止まっていて浮かび上がったホームを見ることができません。
「ちょっと待っててくださいね。」
向こう側の電車は、なかなか動きません。
そうしているうちにまたこちら側に電車がやってきます。
こちら側の電車が立ち去っても、向こうがの電車はまだ動きません。
準備で結構疲れているのでだんだんイラついてきます。
やっと向こう側の電車が動き始め、ホームの全容が明らかになると思ったら、またこちら側に電車が入線してきました。
「ここまで待って、見るほどのこともないでしょう。・・行きますか?」 声を落としながらオーベル駅を後にしました。