投稿日/2012年2月 6日(月) 9:08 投稿者/河北泰三 コメント/1件
でも今回の出張は週末から週頭(土曜日から月曜日)ということになりました。
月曜日に重要な打ち合わせがあり、朝一の飛行機では間に合わないこと。
土曜日にも打ち合わせがあること。
そして日曜日に大好きな落語家である、立川志の輔師匠のライブがあったから、異例のスケジュールになりました。
志の輔師匠の公演チケットは入手困難です。
特に毎年恒例の渋谷パルコ劇場1ヵ月公演はプラチナチケットといってもいいでしょう。
ラッキーなことにインターネットで数枚のチケットが手に入りました。
招待券と合わせて大学時代の先輩たちと見に行きました。
公演はとても素晴らしく、笑って泣いて心を揺さぶる3時間でした。
また今回の公演で少々気になることがありました。
ロビーで販売する公演記念タオルを作ったのです。
カラフルな舞台と色を合わせた完全オリジナルのタオルです。
製作期間がわずかしかなかったので、試作もせずに一気に作り上げました。
素材はエジプト綿100%の糸を使いましたが、実はこの糸は志の輔師匠の故郷・富山にて紡績された糸です。
なので、富山→今治→東京と何かつながりを感じさせるタオルになりました。
また、10色近い糸染めをしなくてならなかったのですが、「志の輔師匠のためなら」 と、染物士である仲間が夜を徹して染めてくれました。
おかげで良いタオルが出来上がりました。
それが売れているかどうかが気になっていたのです。
「千秋楽の本日完売しましたよ!」
スタッフが声をかけてくれました。
その言葉がどれだけうれしかったことか・・。
今回のパルコ公演での最後の話は"紺屋高尾"という、染物士の噺でしたが、噺を聞きながら夜を徹して糸を染めてくれた仲間の事を一人思っていました。
投稿日/2012年2月 3日(金) 8:08 投稿者/河北泰三 コメント/2件
「もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」
取引銀行マンが申し訳なさそうに電話をかけてきました。
一日前・・
取引銀行が反社会勢力排除に向けての、銀行取引約定書の変更書き替えを依頼してきました。
簡単な手続きですが、数枚の書類に署名・捺印が必要です。
「社長の住所・名前をここに書いてください。・・ええっと住所は愛媛県から書いてください。」
「んん?県名からなんて、おかしいと思わない?あなたのところ今治支店でしょう?!今治市からで充分なんじゃないの?」
「いや、それが、その・・決まり事なんで愛媛県からお願いします。」
「別に手間を惜しんでいるわけじゃないけど、無駄な事だよなぁ~。」
数枚の書類に会社判、法人実印、個人住所、名前、個人実印を書き込み押印し渡しました。
「ここには、実印は押さなくていいのかい?」
「はい。ここは押さなくて結構です。」
翌日になり、私が指摘をしたところに押印が必要であったと連絡があり来社されました。
「ほら見ろ!」
「スミマセン。上司にめちゃくちゃ怒られました。」
「だいたい君のところは無駄な書類も多ければ、無駄な動きも多いんだよ!あの時押印しとけばよかったんだ。」
「スミマセン。」
「押さなければいけないところに押印がなければダメだろうけど、押さなくていいところに押印したって問題ないだろ?」
「いや、それが、押さなくていいところに押印があった場合、訂正のための二重線を引き、その上から押印しなければならないんです。」
「えっ!何?何て言った??押印したとことに二重線を引くのはわかるけど、その上からさらに押印するって?」
「そうです。」
「同じハンコで??」
「それが決め事です。」
ワケワカンナイ。
投稿日/2012年2月 2日(木) 8:06 投稿者/河北泰三 コメント/2件
今日はとても寒い日というより冷たい日で、気がつくと2月になっています。
・・・どこか温かいところに行きたいなぁ~・・・
そんなことを考えていると、温かいところ香港からメールが届きました。
昨年香港・マカオに行ったのが6月でした。
マカオのエピソードをひとつ・・。
渡航初日、百貨店との商談を終え、夕食を食べ始めたのが午後10時を超えていました。
香港人である得意先Jさんが 「ここはおいしんだよ!」 と 選んだレストランは海鮮料理店で、言葉通り、どの料理も今まで味わったことのないおいしさで、ビールもすすみます。
夜になっても気温は30度を超えていますが、店内は20度くらいでしょうか、長くいると涼しいというより寒ささえ感じました。
ほろ酔い気分になったところで、席を立ち店からホテルまで歩いて帰ろうとした時にJさんはこう言いました。
「魚でも見に行きますか?」
「魚ですか?まだ食べるんですか?」
その問いにはJさんニヤリと笑うだけで何も答えません。
朝早くから日本を立ち、結構疲れていたので、正直早くホテルで休みたかったのですが、その場所に行くと疲れを感じなくなるほど衝撃を受けました。
後をついて行った大きなホテルは、ロビー階に宝飾品やアパレル品などのショップが通路を両側に立ち並んでいました。
時刻はもう深夜0時を超えているので、当然のことながらお店は閉まっています。
でも、人は通行しているのです。
しかも、若い女性がひっきりなしに1名、2名、3名・・と通行しているのです。
ちょっと1~2分いるだけでも50名以上とすれ違ったような気がします。
彼女たちは、通路の最後まで行きつくとターンして戻ってきます。
「これがマカオで有名な回遊魚です。」 と、Jさんが教えてくれました。
・・・売春婦・・・
きれいな衣装を着て、同じ場所を行ったり来たりする娼婦たちは、まさに回遊魚でした。
その後、私がどうしたかは、想像におまかせしますが、体が火照ってきたのは事実です。
どうです?少しはあたたかくなりましたか?
投稿日/2012年2月 1日(水) 7:51 投稿者/河北泰三 コメント/0件
ビジネスを進めているとトラブルはつきものです。
タオル生産でも同様で、その中で "色ブレ" があります。
綿というのは、天然繊維なので、綿花の収穫時期や染色時の水温・時間などによって、色がブレます。
その色ブレを、染色職人がアナログで染料を調整しながら色合わせをしていくのですが、タイミングによってどうしても色ブレが発生します。
その色ブレの度合いによって、再生産をしたり、そのまま出荷したりするのですが、そこには温度差があり、クレームに発展する場合があります。
先日、映画 「ロボジー」 を見ました。
矢口史靖監督の最新作で、中小家電メーカーがロボットを制作するのですが、開発担当者が発表に間に合わず、中に人を入れてごまかそうとするコメディ映画です。
"ニューしおかぜ" という名前のロボットの中に入ったおじいちゃんは、開発担当者の予期せぬ動きをしマスコミ受けをします。
その人気ぶりは日増しに高まり、開発担当者はいつばれるか戦々恐々とします。
そのドタバタさや、困惑さ、人を疑う事をしない登場人物達は、心に沁み入り、秀作のひとつです。
このストーリーありえない話のように思えますが、現実あるような話にも思えるのです。
落語でも、「錦の袈裟(けさ)」 というのがあり、貧乏人が遊郭へ行って盛り上がるために、褌を錦の生地であつらえて、みんなお揃いで行きます。
ただ与太郎だけが揃えることができず、知恵を働かせて和尚から一晩だけ袈裟(けさ)を借り、それを褌にし参加。
袈裟(けさ)には輪っかがあり、それを見た遊郭の女将が、小用(おしっこ)をする時不浄なものを手に触ることなく輪っかに入れてする用の褌だから、与太郎が身分の高い人だと勘違いするという噺です。
翌日遊女は、与太郎にそのまま延長してもらおうと
「今朝(けさ)は帰さないからね」
「袈裟(けさ)を返さなければ、和尚に怒られる」 というオチ。
なんともナンセンスなストーリーですが、ごまかす方もごまかす方ですが、勘違いする人も勘違いする人です。
でもここに、人間の可笑しさがあります。
さてさてタオルの色ブレですが、「天然繊維は生き物ですから・・」 なんて言い訳が通じればいいのですが、実際はそうはいかないのが現実です。
だから「ロボジー」が、とても面白く映るのかもしれません。
投稿日/2012年1月31日(火) 8:05 投稿者/河北泰三 コメント/2件
エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスです。
私は体がカタイので、フライト時間5時間を超えるとエコノミークラスでは調子が悪くなります。
いわゆるエコノミー症候群というヤツです。
現地での疲れ軽減や帰国してからの復帰時間短縮のため、欧米路線ではビジネスクラスを利用します。
贅沢に思われるかもしれませんが、現地で体調不良をおこしたり、帰国後病院に数週間通ったりしたことがあり、対価を考えた結果です。
搭乗料金は時期やチケット発券のタイミングによってまちまちですが、
エコノミークラスの約2倍がプレミアムエコノミー、
プレミアムエコノミーの2~5倍がビジネスクラス
ビジネスクラスの2~6倍がファーストクラスです。
ということは、エコノミークラスの最安値とファーストクラスとでは、30倍以上のコスト差があります。
恥を忍んでお話しすると、今回のパリ出張に際し、成田―パリ路線 を2ヵ月前にビジネスクラスの格安料金で予約したのが、約40万円でした。
そして搭乗2日前に、予約日を間違えた事に気がつき 変更に要したお金70万円です。
「プラス70万円ですか!?・・70万ウォンでなく??!」
ANAオペレーターはこの程度のギャグには微動だにしません。
「そうです!プラス70万円です。どうなさいますか?」
「望むところです!」 と、いつもなら言い放つのですがさすがに躊躇し、(ああぁぁ~)奈落の底に落ちて行く自分に気が遠くなりそうになりました。
結果 追加料金を支払いました。
・・・こうなったら、これはネタに使うぞ!・・・
・・・よ~し。食って!飲んで!食って!飲んでやるぅ~・・・
成田空港のラウンジから飛ばした結果、機内ではワイン2杯でいっぱいいっぱいになりました。
70万円の対価=友人知人への報告ネタ1万円+ブログネタ1万円+反省代68万円(涙・・)
航空チケット予約の際には、みなさん細心の注意を・・。