投稿日/2010年7月 7日(水) 7:04 投稿者/河北泰三 コメント/0件 (コメントする)
大学時代、私の在籍していた落語研究部の合宿では、1年生が先輩の食事を作りますが、おにぎりの中身に、練りがらしを入れたり、ワサビを入れたり、多少の悪戯(いたずら)をします。
その行為は犯人が追及されることはなく、『シャレ(洒落)』として許されるのです。
そのおにぎりを我慢しながら食べている、負けず嫌いの先輩がいます。
涙目になっているのに、
「おいしいねぇ。」 と言っています。
これらはすぐわかる悪戯ですが、あとで気がつく悪戯もあります。
気がついたときは、いい訳できない状態になる高度なモノです。
私が得意先である通販会社へ営業に行った時のこと。
「タオルについて何かご不満なところはありませんか?」
ご担当者は、お客様のお声をまとめたレポートを何十枚か持ってきてくれ、それを確認しながら、
「お喜びもお声が多いですよ。」 と言ってくれました。
そのうち
「あれぇ?・・河北さんこれちょっと読んでもらえますか?」
手渡された、紙にはお客様からの手書きFAXがついていました。
それを読んでみると、
『いつもいい商品を送っていただきありがとうございます。
先日会報誌を読んでみますと、御社のタオルは、今治の七福タオルさんが作っていたのですね。
七福タオルの河北さんには、学生時代大変お世話なりました。
今度お会いになったらよろしくお伝えください。
"○○子" と言えばわかると思います。』
・・・アイツ!・・・
一発でわかりました。
「河北さんもなかなかですね。」
「違います!いや、その・・こいつ・・いやこのお客様は・・。」
言い訳できず、しどろもどろになりました。
この"○○子"さん、落語研究部の仲間です。
必ず私の目または耳に届くと思って書いたんでしょう。
言い訳できない私を想像し、『シャレ!シャレ!』と笑いながら・・。
シャレはキツイけど、ハイテクニックな悪戯です。
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