投稿日/2010年7月 2日(金) 8:01 投稿者/河北泰三 コメント/0件
もてなしは、いろんな形で表現されますが、基本はコミュニケーションと思います。
そのコミュニケーションがさりげないほど、日本人の心に浸み入ります。
ザ・リッツ・カールトン大阪に宿泊した時のエピソード。
次の商談まで時間があったので午後4時にチェックインしました。
係の人に案内してもらい、客室へ行きました。
客室はもちろん立派で、スタッフの対応もスマートです。
しばらくして、次の商談のため客室を出ました。
エレベータに乗ると、すぐ下の階で止まり、さっきのスタッフとは別なスタッフが乗ろうとしていました。
「ご一緒させていただいてよろしいでしょうか?」
「もちろん。どうぞ。」
「ありがとうございます。お客様、お出かけですか?」
「そうです。」
「お部屋の鍵をお預かりしましょうか?」
「・・そうですね、じゃぁ、お願いします。」
「タクシーをご利用になられますか?」
「いや、このホテルの隣の百貨店へ行くので、徒歩で行きます。」
「かしこまりました。それではお気をつけて・・。」
そういうと、エレベータのドアがスッと開きました。
そして、翌朝・・チェックアウト。
丁度、カウンターがいっぱいで、並んで待っていると、昨日客室まで案内してくれたスタッフが声をかけてくれました。
「河北様。覚えていますでしょうか?昨日お部屋までご案内させていただいた○○でございます。」
「・・・ああ、覚えていますよ。お世話になりました。」
「何かご不満なところはございませんでしたか?」
「おかげさまで、ぐっすり眠ることができましたよ。」
「ありがとうございます。河北様、今朝も徒歩でお出かけになられますか?」
「ええ、徒歩で行きます。・・ん?」
「大変お待たせしました。どうぞ・・。」
それからチェックアウトをし、軽い会釈をしながらホテルを背にしましたが、さっきの会話が気になります。
・・・なぜ彼は私が徒歩で出かける事を知っていたのか?・・・
・・・たしか 「今朝も・・」って言ったよなぁ。・・・
おそらく、昨日エレベーターで会った別のスタッフが、私が昨日徒歩で外出したのを伝達していたのでしょう。
この連携プレー、偶然なのか?戦略なのか?
私の心に浸み入りました。
あっぱれ!です。
スタッフたちに、もう一度会いたい気持ちになります。
投稿日/2010年7月 1日(木) 7:56 投稿者/河北泰三 コメント/2件
弊社のコンピュータシステムは、生産管理から外注管理、仕入れ管理、販売管理、在庫管理と一元集中管理システムです。
これらのシステムは、今治市内にあるシステム開発会社にオリジナルで構築してもらいました。
実はこの会社は創業30数年の歴史があり、私が高校生の時にアルバイトをしていた時がありました。
少年時代の私にとって、社会人の世界は刺激的でした。
この会社の人たちは、当時の私をとてもかわいがってくれました。
社員のAさんが
「河北君、ちょっと納品に行くので一緒に来てくれる。」
「はい!」
Aさんは得意先へ納品が終わると、会社に戻らず喫茶店へ行きます。
もちろん私もついて行きます。
「オレ、コーヒーね。河北君なんでも飲んでいいぞ!」
と言われので、ソーダ水をたのみました。
・・・今、仕事中なのにいいのかなぁ・・・
しばらくして会社へ戻る際に、
「誰にも言っちゃいけないよ。」
次の日、Bさんと一緒に納品です。
その帰りも、違う喫茶店。
ソーダ水をご馳走になり、帰る際に
「誰にも言うなよ!」
その次の日、今度はCさんです。
Cさんは、納品と言いながらも喫茶店に行くためだけに私を連れ出します。
その時は口止め料がアップし、クリームソーダです。
・・・社会人って、喫茶店へ行くことも仕事なんだなぁ・・・
Dさんはとても真面目な人でした。
社内で好きな女の子がいるらしく、私を使ってなんとか気をこっちに向けようとしています。
・・・うまくいけば、いいけど・・・
またEさんは、社内の噂話が好きでした。
「あの娘とあいつは、隠れて付き合っているんだよ。よく見ていると、何かとちょっかい出しているだろ。」
・・・あっ!ホントだ!しかし、みんな仕事中なのに・・・
高校生の私にとって、社会人って刺激的でした。