投稿日/2010年7月 9日(金) 8:02 投稿者/河北泰三 コメント/0件
7月に入ってはや9日目です。
今週後半は東京出張です。
百貨店は全店・全館クリアランスセール真っ只中で、ある都内百貨店のセール会場へ行くと、弊社タオルと仕様が一緒の商品が、他社ブランドで販売されていました。
・・・この会社もアイディアが枯渇し、人真似をするようになってしまい、行き詰っているんだなぁ。・・・
弊社のデザインをお手伝いいただいている、古屋興一デザイン事務所・株式会社イッソ・エッコに夕方お邪魔しました。
創造的なデザインと独創的な織りテクニックを多彩な素材感で表現することが、イッソ・エッコブランドの基本です。
事務所で古屋先生と打ち合わせしていると、スタッフである美人デザイナーが外出先から戻ってきました。
「人形町に行ってきたので、たい焼き 買ってきたわよ。」
「新参者で有名になった、あのたい焼きですか?ずいぶん時間がかかったんじゃないですか?」
「今日は、1重程度しか並んでなかったわ。」
「どのぐらい時間がかかったんですか?」
「いつもは、2重3重並ぶのよ。」
美人デザイナーは、客観的な数字より、目に浮かぶ状況を説明しようとしています。
「なるほど、2重3重ね・・。」
状況を頭に描くことにしました。
すると今度は、焼き方の説明になりました。
「この小さなたい焼き機で、こうやってパタパタと焼いていくのよ。」
「ふーん。」
私の頭の中で、たい焼きを焼いているオジサンがいて、それを待っているお客さんがいて、その中に美人デザイナーがいて、阿部寛扮する刑事・加賀恭一郎がいて、カメラが引いてくると、甘酒横丁のにぎわいがありました。
「ちょっと、聞いている?」
美人デザイナーの一言で、我に返ります。
「いただきまーす!」
・・・なるほど、確かに うまい!・・・
投稿日/2010年7月 8日(木) 6:56 投稿者/河北泰三 コメント/0件
忘れ物はしないようにいつも気をつけているのですが、忘れ物をしてしまいます。
7日間の海外旅行に行った時の話。
松山空港から羽田空港へ移動し、羽田空港で仲間と待ち合わせしました。
私の方が早く着き、到着ロビーで手帳を見ながら、会社や得意先に電話をしていました。
そのうち、仲間が到着ロビーに登場し、合流して成田空港へバスで移動です。
成田空港へ着くと、時間がまだあったので、仲間と喫茶店へ入りしばし談笑。
それから、セキュリティチェックを受け、出国手続きを済ませます。
搭乗ゲートへ移動し始めると、私の携帯電話が鳴りました。
「河北さんですか?空港管理局ですが、手帳を落とされていませんか?」
「えっ!・・あっ!スミマセン。」
・・・さっきの喫茶店だ!・・・
「まだフライトまでに時間があるので、これから伺います。」
「今、どちらですか?」
「北ウィングの・・・」
「こちらは羽田空港ですよ。」
「ハネダ?!」
羽田空港の待ち合わせの時にすでに落としていたのでした。
何ということ!旅は始まったばかりなのに、情けないと言ったらありゃしない!
これからは気をつけよう!と心がけました。
しかし道中、サングラス・ペン・小銭入れと忘れ物のオンパレードでした。
そして帰国し、松山空港に置いていた車で帰ろうとした時、エンジンがかかりません。
自動車メーカーに電話し、整備の人に来てもらいました。
バッテリーが上がっているとのことでした。
「おかしいです。ヘッドライトをつけっぱなしにしていたわけでもないし。故障じゃないの?」
ブースターをつなぎエンジンを駆けると、小さな室内灯が点きました。
松山空港の駐車場に着き、室内灯を点けたことを思い出しました。
・・・これかよ!・・・
忘れ物は、スタートから始まっていたのでした。
投稿日/2010年7月 7日(水) 7:04 投稿者/河北泰三 コメント/0件
大学時代、私の在籍していた落語研究部の合宿では、1年生が先輩の食事を作りますが、おにぎりの中身に、練りがらしを入れたり、ワサビを入れたり、多少の悪戯(いたずら)をします。
その行為は犯人が追及されることはなく、『シャレ(洒落)』として許されるのです。
そのおにぎりを我慢しながら食べている、負けず嫌いの先輩がいます。
涙目になっているのに、
「おいしいねぇ。」 と言っています。
これらはすぐわかる悪戯ですが、あとで気がつく悪戯もあります。
気がついたときは、いい訳できない状態になる高度なモノです。
私が得意先である通販会社へ営業に行った時のこと。
「タオルについて何かご不満なところはありませんか?」
ご担当者は、お客様のお声をまとめたレポートを何十枚か持ってきてくれ、それを確認しながら、
「お喜びもお声が多いですよ。」 と言ってくれました。
そのうち
「あれぇ?・・河北さんこれちょっと読んでもらえますか?」
手渡された、紙にはお客様からの手書きFAXがついていました。
それを読んでみると、
『いつもいい商品を送っていただきありがとうございます。
先日会報誌を読んでみますと、御社のタオルは、今治の七福タオルさんが作っていたのですね。
七福タオルの河北さんには、学生時代大変お世話なりました。
今度お会いになったらよろしくお伝えください。
"○○子" と言えばわかると思います。』
・・・アイツ!・・・
一発でわかりました。
「河北さんもなかなかですね。」
「違います!いや、その・・こいつ・・いやこのお客様は・・。」
言い訳できず、しどろもどろになりました。
この"○○子"さん、落語研究部の仲間です。
必ず私の目または耳に届くと思って書いたんでしょう。
言い訳できない私を想像し、『シャレ!シャレ!』と笑いながら・・。
シャレはキツイけど、ハイテクニックな悪戯です。
投稿日/2010年7月 6日(火) 7:56 投稿者/河北泰三 コメント/0件
時にはその言葉が、人生のターニングポイントになってしまう時もあります。
高校生時代、大学進学を東京にしようか?大阪にしようか?どこにしようか迷った時、倫理社会の授業中に先生がこう言いました。
「可能であれば、東京へ行きなさい。人の集まるところの方が若い時はいい。」
これは私に対して言ったのでなく、授業の流れで思いついたようにぼっそと言ったに過ぎません。
でも、私はこの言葉を忘れる事がありません。
この倫理社会の先生が好きだったわけではありませんが、この言葉に背中を押され、東京の大学に進学しました。
以後 『人の集まるところ』 という言葉は、私の重要なキーワードの一つになっています。
大学卒業後、すぐに今治に戻り家業を継いだのですが、2年ぐらいは精神的に不安定でした。
・・・オレにはタオルが向いていないのでないか?もっと別にやるべき仕事があるのでないか?・・・
そう思ってくると、仕事に身が入りません。
そんな時、私を心配した従兄弟(いとこ)がこう言いました。
「タイちゃん(私の愛称)、どうあがいてもこれは現実だし、宿命なんだ。あきらめろ!」
・・・えっ!宿命?!あきらめろ?!・・・
・・・宿命かぁ・・・
・・・宿命だったら、しょうがないか。・・・
・・・じゃぁ、楽しくいくか!・・・
・・・まずは人の集まるタオルメーカーにしよう!・・・
もともと能天気な性格なのかもしれませんが、吹っ切れたのも事実です。
ターニングポイントは人からの言葉だけではありません。
歌だったり、本だったり、映画だったり、美しい海や青空を流れる雲だったり、満天の星空だったり、落語だったりです。
みなさんにとって、ターニングポイントは何でしょうか?
投稿日/2010年7月 5日(月) 8:01 投稿者/河北泰三 コメント/0件
今治市内にある同業者・吉原タオル株式会社の吉原美秀取締役会長が叙勲されました。
旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)という勲章です。
そのパーティが今治市内で盛大に開催されました。
勲章について調べてみると、社会・業界のために尽くした旭日章、行政関係者の功績をたたえる瑞宝章、その他寄付やボランティア活動を中心に社会貢献したひとに贈られる褒章というのがあります。
また、文化人に贈られる文化勲章もあります。
さらにその枠を超えた人に贈られる勲章もあります。
吉原会長は、タオル組合の理事・理事長を長く務められ、私も若い時からずいぶんとお世話になりました。
業界が急激な輸入品に打撃を受けた時に、東京でデモ行進をしたりしました。
こういったパフォーマンスは、しっかりとしたトップがいなければできません。
吉原会長の叙勲は、とてもうれしいニュースです。
おめでとうございます。